経験が邪魔をする。
一歩踏み出せばつかみ取れるはずなのに、
過去の失敗が尾を引いて、
その一歩を踏み出させない。
その一歩を踏み出せなかった経験が、
自己否定につながる悪循環、
自分と向き合うために、
人と向き合うために、
心を無防備にしなければならない。
それがたまらなく怖い。
傷つけられた経験のない人などいない。
その経験から何を得たのか。
経験を糧にしている人は、
傷つくことによって得るものを知っている。
それが「あと一歩」の推進力となる。
誰だって傷つきたくない。
しかし、現状から希望を見いだせないのであれば、
傷ついた先にまで目を向けて、
そこから希望を見いだせば良い。
一度傷ついたならば、
回復に時間をかければ良い。
傷が癒えてから、
成長した自分を認めてあげてから、
また勇気を出して傷つきに行けば良い。