迷った時は「誠実」な選択をする。
なぜならばそうしないと自分を嫌いになってしまうから、
結局そのようにしか生きられない。
そうではない選択肢を選ぶとしばらく引きずる。
少し考えれば嘘だとわかるような言い訳を並べて、
自分を正当化する。
誰かを傷つけることが堪らなく嫌い。
そうしているからモヤモヤし続けている。
ようやくそのことに気がついたのかも、
誰かを立てれば他の誰かが傷つくことになる。
それに耐えられないから自分が傷つけられて終わる。
でも結局は誰かを傷つけている。
誰も傷つけることのない生き方なんてないのかも知れない。
「誠実」であることは自衛のため、
今日も誰かを傷つけたことに傷ついて、
自分がなるべく傷つかないように「誠実」に振る舞う。
自分勝手に生きられたらどんなに楽か。
傷つかない強さがあればどんなに楽か。
でもそれに憧れることはない。
どこまでいっても自分は自分、
結局、札束に1万円札を戻すように、
獣になることはできない。