実は私にはずっと好きな人がいます。
会社の人です。
いくら忘れようとしても好きなのだと思います。
その人には彼氏がいます。
彼氏も会社の人です。
しばらく両思いの時期があったのだと思います。
でも私が行動を起こさないうちに、
彼氏の方からからアプローチして、
それで付き合うようになりました。
それから彼女は私を避けるようになりました。
傷つくくらいあからさまに、
私も避けるようになりました。
でも顔を見てしまうたびに、
好きだということを思い知らされて、
その気持ちを押し込めるために、
いろんな人に女性を紹介してもらいました。
進展しそうになると、
理由をつけて逃げ出しています。
いくら忘れようとしても、
彼女が心の何処かにいるのだと思います。
でも、やはり彼女の顔を見ると思い知らされます。
気まずそうに接する姿すら愛おしくて、
逃げ出したくなりました。
それでも無理して向き合いました。
そんな日にちょうど忘年会、
大して飲んでいないけれど、
例によって酒に弱くなったので、
家に帰って泣きました。
久々に泣きました。
避けていた分だけ、
好きな気持ちが溢れ出てきました。
なんでこうなってしまったのか。
毎日、好きな人を嫌いになる努力ばかりして、
諦めるために冷たい態度をとって、
好きになったほうが負けなのだと、
思い知らされました。
明日も紹介された女性と会います。
自分の不誠実さを隠して、
また先に進みそうになると逃げるのだと思います。
一人で生きられる強さが欲しい。
そうなれたならば悠々と生きられるのに、
でもそうなれないからこそ、
その弱さが人間たる証なのかもしれません。
幸せになりたい。
心から好きな人と結ばれたい。