一度「嫌い」とレッテルを貼ってしまうと、
それを剥がすのは難しい。
「どうでもいい人」を嫌いになったならば、
必要以上に関わらなければいいだけのこと、
無理に好きになる必要はない。
でも「好きだった人」を嫌いになってしまったら、
苦しい時間が続くはず、
「一瞬で冷めた」と言う人がいるけれども、
本気でそう思うならば、
それって本当に好きだったのか疑わしい。
シールだって剥がした跡って、
なかなかキレイにはならないもの、
思い出のシールを剥がしても、
剥がした跡は残ってしまう。
思い出のシールを剥がさないで、
その上から「嫌い」のレッテルを貼ってしまったら、
いつまでも忘れることはできない。
でも、寂しいからって安易に「好き」に戻ってはいけない。
「嫌い」のレッテルを剥がした跡を見つめながら、
それでもまた心から「好き」と思えるならば、
徐々に関係を戻せばいい。
どうしても戻れないならば、
「嫌い」が剥がれるのを待ってから、
その跡を心に刻んで、
また別の思い出を貼り重ねるしかない。
不安や寂しさに心を委ねてしまうと、
今度はもっと傷つくことになる。
男女はどちらかが好意を持ってしまった時点で、
元の関係には戻れない。