抜け出したくても抜け出せない。
ちょっとした仕草に期待しては裏切られて、
その繰り返し、
何度繰り返せば気が済むのだろう。
いい加減に学ばないといけない。
一途な愛情の先にあるもの、
それに興味はあるけれども、
美談は美談に過ぎない。
現実はそう甘くない。
いつまでも堂々巡り、
期待することを辞められれば、
ここから抜け出せることはわかっている。
でも、
期待の先に希望があるかもしれないと錯覚してしまう。
今求めているものは「異性としての愛情」
異性として心から愛されたい。
条件ではなくて、
誠実に真っ直ぐに愛されたい。
そのためには自分が気持ちを差し出さなければならない。
でもその気持ちが枯渇している。
愛さないくせに、
信じないくせに、
愛されたい。
なんとも都合がいい。
自分が差し出せるものは信念だけ、
「不誠実さが許せない」
それを捨てることができれば、
妙な期待を捨てることができるのだろう。
でも同時に今まで守ってきた何かも捨ててしまう。
誠実にまっすぐに、
心からの愛情を向けられて、
それに応えてくれる人、
そんなに都合のいい人など存在しない。
傷物で童貞でいい年したおっさん、
幻想にしがみついていても仕方がない。
さすがに3度目、
もう次には進むけれど、
なりふり構わずに相手を探す時が来たのかもしれない。
それでもまだ、
もう恋なんてしないなんて言わないよ。
絶対、、、
「だからお前は童貞なんだ」
そう言われる前に敢えて言おう。
だから私は童貞なんだ。