人はどんなに不安でも、
恋に落ちても、
天にも登るような喜びに包まれても、
悲しみに打ちひしがれても、
ご飯を食べるし、排泄をするし、限界がきたら寝る。
掃除はしなければならないし、
洗濯や洗い物はしなければならないし、
風呂にだって入る。
それをすること自体が苦痛なこともあるけれど、
それをすることで命を繋いでいる。
ひたすら咽び泣く夜があっても良い。
布団にうずくまり、ただただ考えを巡らせるだけの1日があっても良い。
怒りに支配されて人を憎んだり蔑むことがあっても良い。
ただご飯を食べて、排泄をして、限界がきたら寝る。
余力があれば掃除をして洗濯をして風呂に入る。
ただ丁寧にそれを続けていれば、
命を繋いでさえいれば、
今はただそれだけでいい。