「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

初恋童貞

f:id:tureture30:20190122065520j:image

 

ドラマ『初めて恋をした日に読む話』

ヒロインの幼馴染として登場する東大卒のエリート商社マン、

初恋を忘れられずこじらせた童貞という意味で初恋童貞らしい。


キャバ嬢からは「天然記念物」呼ばわり、

世間からの見る目はそんなものなのだろう。


「ドラマの設定だからそんなやついねぇよ」

という批判はさておき、


いくら美談にしようとしたところで、

宗教上の理由や生理的なものでなければ、

童貞はただの臆病者、


出すべきときに出すべき勇気を出せなかっただけ、

30にもなればチャンスはいくらでもあったはず、

そして初恋の相手がいようが心を動かされないわけがない。


それをうまくいかなかったからって、

「自分には好きな人がいるから」って、

それを免罪符にして自分を慰める。


心が動かされた時点で浮気、


いくら勉強ができたところで、

いくら仕事ができたところで、

恋愛に関してはただの臆病者、


それをしっかりと認識しなくてはならない。

と、現役の「魔法使い」は語る。


ヒロインの深キョンはそれで、

青春を勉強に奪われたからと30過ぎてから粋がってみる。


何が「自分のようにはなるな」だ。

過去の自分を否定したところで新しい自分にはなれない。


「この経験があったから今の自分がある」

そう思えないで別の生き方をしようとしたところで、

心の空洞は残ったまま、


そこに積み上げるものが重ければ重いほど、

盛大に地盤沈下してしまう。


今後の展開はわからないけれど、

「青春を取り戻す」というテーマならば、

大して面白みのないまま終わりそう。


ソーシャルワーカーをしたり、

不妊の妻をしたり、

子供の受験のために社会でも家庭でも奮闘する母をしたり、

「不器用だけど健気でしっかりもの」のイメージを作ってきたのに、


高校生と比較して「おばはん、おばはん」て、

深キョンの無駄遣い。


「愛はパワーだよ」

TO HEART』の深キョン

若さゆえに許される痛いほど純粋で真っ直ぐな愛、

いくら懐かしんだところであの頃には戻れないのだ。