「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

絶望よりも不安の方が心にいる時間が長い

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絶望には輪郭がある。

不安にはない。


だから心に留まり続ける。


もしかしたらそれが希望に変わるかもしれない。

99%無理だと思っていても1%にすがる。


それならば一度絶望してしまった方が良いのかもしれない。

「もうダメなんだって、現状を受け入れてあげればいい」


それはものすごくつらい作業、

だけれども、そうした方が希望への近道、


遠ざけても遠ざけても、

絶望はやってくる。


いつだって希望を忘れずに、

笑顔で居続けないといけないなんて、

明るく元気に振る舞わないといけないなんて、

そんなことをしていたら心は壊れてしまう。


周りはあなたが思っている以上に、

無理をしていることに敏感なもの、

口には出さなくてもわかるのだ。


だから一度、絶望したらいい。

とことん絶望したらいい。

これ以上は絶望できないくらいに、


キルケゴールの『死に至る病

冒頭でその正体は絶望であると説く。


そこで立ち止まったら確かにそうだろう。


この世界の成り立ちなんてものを考えても仕方がない。

神にすがったところで何かをしてくれるわけではない。


遠い先の未来を描くことが難しいならば、

身の回りから希望に繋がりそうなものを探してみればいい。


粘土やゴムみたいにしか思えなかった食べ物、

その味を確かめるようにゆっくりと噛み締めてみればいい。


やらなければならないだけのものだった、

掃除、洗濯、皿洗い、

それをいつも以上に丁寧に隅々まで心を込めてやってみればいい。


やるべきことが、

命を繋いでくれる。


まだまだやるべきことが、

日常には溢れているのだ。

 

やらなければならないことは、

生きるためにやるべきこと、


視点を変えてみて、

丁寧に、丁寧に、

これ以上はできないくらいに丁寧に、

それに取り組んでみればいい。


生活を立て直すためには時間が必要、

必要な時間を自分から奪ってはいけない。


思い切って休んで見るとほら、

なんてことはない。

世界はいつもと変わらずに動き続けている。


視野が狭くなっていただけ、

世界と自分との関わり方をもう一度考えてみよう。

それが生活を立て直すための第一歩、