絶望には輪郭がある。
不安にはない。
だから心に留まり続ける。
もしかしたらそれが希望に変わるかもしれない。
99%無理だと思っていても1%にすがる。
それならば一度絶望してしまった方が良いのかもしれない。
「もうダメなんだって、現状を受け入れてあげればいい」
それはものすごくつらい作業、
だけれども、そうした方が希望への近道、
遠ざけても遠ざけても、
絶望はやってくる。
いつだって希望を忘れずに、
笑顔で居続けないといけないなんて、
明るく元気に振る舞わないといけないなんて、
そんなことをしていたら心は壊れてしまう。
周りはあなたが思っている以上に、
無理をしていることに敏感なもの、
口には出さなくてもわかるのだ。
だから一度、絶望したらいい。
とことん絶望したらいい。
これ以上は絶望できないくらいに、
冒頭でその正体は絶望であると説く。
そこで立ち止まったら確かにそうだろう。
この世界の成り立ちなんてものを考えても仕方がない。
神にすがったところで何かをしてくれるわけではない。
遠い先の未来を描くことが難しいならば、
身の回りから希望に繋がりそうなものを探してみればいい。
粘土やゴムみたいにしか思えなかった食べ物、
その味を確かめるようにゆっくりと噛み締めてみればいい。
やらなければならないだけのものだった、
掃除、洗濯、皿洗い、
それをいつも以上に丁寧に隅々まで心を込めてやってみればいい。
やるべきことが、
命を繋いでくれる。
まだまだやるべきことが、
日常には溢れているのだ。
やらなければならないことは、
生きるためにやるべきこと、
視点を変えてみて、
丁寧に、丁寧に、
これ以上はできないくらいに丁寧に、
それに取り組んでみればいい。
生活を立て直すためには時間が必要、
必要な時間を自分から奪ってはいけない。
思い切って休んで見るとほら、
なんてことはない。
世界はいつもと変わらずに動き続けている。
視野が狭くなっていただけ、
世界と自分との関わり方をもう一度考えてみよう。
それが生活を立て直すための第一歩、