「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

精神的自慰行為

f:id:tureture30:20190326071030j:image

 

悪いことに怯えていると悪いことばかりが重なる。

正確に言えば「悪いこと」にしか目が向かなくなる。


「悪いことが起こるんじゃないか」


そう思っているということは、

どこかで悪いことが起こることを期待しているということ、


リスクの分散、


悪いことが起こっても、

自分はそれを予見していたからすごいんだ。

そうやって自分を慰める。


「悪いこと」を軽減するために、

自分の優位性を演出する。


「バカみたい」


傷つかないように、

自分をかわいがって、

殻に閉じこもっているからそうなる。


それはただの自慰行為、


生身の人間と向き合わないのだから、

失敗のしようがない。

だけれども得るものもない。

ただ「気持ちよかった」で終わってしまう。


「自分を慰めるな」


そんなことを繰り返しても惨めになるだけ、

どんどん自分が嫌いになっていく。


嫌いになっていることにすら気が付かないで、

どんどん精気を奪われていく。


運良くチャンスが転がり込んだところで、

もはやそこに飛びつくこともできない。


飛びつく準備をしていないと、

「チャンス」はすぐに逃げてしまうのだ。


大事なことは、

自分を嫌いにならないこと、


自分を嫌いになるような、

そんな選択をし続けないこと、


自慰行為に罪悪感を感じたときからがスタート、


殻に閉じこもって、

誰にも見られないように、

粛々と自慰に没頭する。

その姿を客観的に見ると滑稽でしかない。


「バカみたい」


「自己存在」に対する欲求は、

自慰行為では満たせない。

人とのふれあいが必要だから、


そうやって予防線を張り巡らせて、

殻に閉じこもって、

リスクに怯えて、


「やるべきことだけやっていればいいでしょ」


それに満足していないのだから、

それだけでいいはずがないじゃない。


それは自分が一番わかっているはず、


自分に期待してしまうならば、

そのことを止められないならば、

希望する将来があるならば、


「欲しいものを手に入れるための努力」

どうしたってそれが必要、


小さくまとまるな。

自分を慰めるな。

自分に同情なんかするな。


それは下劣な人間がやること、


村上春樹ノルウェイの森


精神的な自慰行為にばかり勤しんでいたら、

下劣すぎて永沢さんに怒られてしまう。


そういう事が必要な時期はある。

でもそういう時期はもう終わりにしよう。