自分の会話力に絶望した。
生活している分にはそんな経験は少ない。
かしこまるとダメ、
期待するからダメ、
会話がうまく続かない。
紹介してくれた知り合い夫婦は気を遣ってくれて、
同席しているうちはまだ良かったけれど、
2人になると途端に話が弾まない。
会話を続けるためだけの会話を続けて、
相手の方は気もそぞろな様子、
「退屈なのだろうな」
そう思いながらも中身のない会話を続ける。
とても気を遣わせてしまった。
初めはそんなものなのかもしれないけれど、
こういうものは「初め」で決まってしまうもの、
私から見た相手の印象は、
可もなく不可もなくという感じ、
そして周りにとても気配りをする人、
去年の方とは違い、
軽い気持ちで来たのではなく、
結婚について近いうちに真剣に考えているみたい。
そういう相手との縁談は貴重、
もう一度会いたいと思っている。
次に会う約束はしたけれども、
どうなるかはわからない。
少なくとも「今回は」楽しくはなかったはず、
普段の私はどちらかと言えば饒舌な方、
最近の女性不信はあっても、
仕事では女性とも問題なく会話を続けられる。
知り合い奥さんはほぼ同世代、
にも関わらず初対面でも難なく会話は弾んだ。
先に進むことのない相手とは問題ないのだろう。
むしろマダムからは好かれることが多い。
会社では「マダムキラー」と囃されたほど、
期待するからダメなのだ。
自然体でいられなくなる。
「失礼があったらいけない」だとか、
「ガッカリされたくない」だとか、
「よく見られたい」だとか、
そんな気持ちに支配されて、
守りに入ってしまう。
「素直に生きる」
「自分らしさを取り戻す」
直近はそんなテーマで記事を書いたけれど、
実践することの難しさを痛感、
次があるならば、
「誠実」やら「失礼」やらを気にするよりも、
お互いが楽しく過ごせるように努めよう。
こういうことにもステップがあって、
段階を一段一段、
地道に登らないと次に進めないのか。
自分の不器用さに嫌気が差す。
だけれどもそういう性質なのだから、
諦めるまでは地道にやるしかない。
「経験がないのだから当たり前」
そんな慰めを言い聞かせながらも、
踊り続けるしかないのだ。
体が固まってしまって、
身動きが取れなくなってしまう前に、
どうやら手足はまだ無事なようだ。
手足を動かし続けることで、
心に火が灯ればいいのだが、
※追記
お返事をいただいて、
少し先になりますが、
もう一度会っていただけるみたいです。