「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

縁談のこと

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自分の会話力に絶望した。

生活している分にはそんな経験は少ない。


かしこまるとダメ、

期待するからダメ、

会話がうまく続かない。


紹介してくれた知り合い夫婦は気を遣ってくれて、

同席しているうちはまだ良かったけれど、

2人になると途端に話が弾まない。


会話を続けるためだけの会話を続けて、

相手の方は気もそぞろな様子、


「退屈なのだろうな」


そう思いながらも中身のない会話を続ける。

とても気を遣わせてしまった。


初めはそんなものなのかもしれないけれど、

こういうものは「初め」で決まってしまうもの、


私から見た相手の印象は、

可もなく不可もなくという感じ、

そして周りにとても気配りをする人、


去年の方とは違い、

軽い気持ちで来たのではなく、

結婚について近いうちに真剣に考えているみたい。


そういう相手との縁談は貴重、

もう一度会いたいと思っている。


次に会う約束はしたけれども、

どうなるかはわからない。

少なくとも「今回は」楽しくはなかったはず、


普段の私はどちらかと言えば饒舌な方、

最近の女性不信はあっても、

仕事では女性とも問題なく会話を続けられる。


知り合い奥さんはほぼ同世代、

にも関わらず初対面でも難なく会話は弾んだ。


先に進むことのない相手とは問題ないのだろう。


むしろマダムからは好かれることが多い。

会社では「マダムキラー」と囃されたほど、


期待するからダメなのだ。

自然体でいられなくなる。


「失礼があったらいけない」だとか、

「ガッカリされたくない」だとか、

「よく見られたい」だとか、


そんな気持ちに支配されて、

守りに入ってしまう。


「素直に生きる」

「自分らしさを取り戻す」


直近はそんなテーマで記事を書いたけれど、

実践することの難しさを痛感、


次があるならば、

「誠実」やら「失礼」やらを気にするよりも、

お互いが楽しく過ごせるように努めよう。


こういうことにもステップがあって、

段階を一段一段、

地道に登らないと次に進めないのか。


自分の不器用さに嫌気が差す。


だけれどもそういう性質なのだから、

諦めるまでは地道にやるしかない。


「経験がないのだから当たり前」


そんな慰めを言い聞かせながらも、

踊り続けるしかないのだ。


体が固まってしまって、

身動きが取れなくなってしまう前に、


どうやら手足はまだ無事なようだ。


手足を動かし続けることで、

心に火が灯ればいいのだが、

 

※追記

お返事をいただいて、

少し先になりますが、

もう一度会っていただけるみたいです。