「この世界で一人ぼっち」
そう思ったとき、人は驚くほど弱くなる。
いけないとわかっていても、
どんな手にもすがらずにはいられないから、
どうでもいい人と体を重ねたり、
虚しいとわかっていても、
心の隙間を埋めたいから、
お金でそれを埋めようとする。
恋をすることに疲れてしまったならば、
しばらくはお休みすればいい。
だけれども、
毎日、毎日、生きるためにしなければいけないことは、
目の前に現れ続ける。
無理に人を好きになろうとしなくて良い。
先の未来にばかり思いを馳せていても、
苦しいだけでしょ。
それでも、
生きるためにしなければならないことからは、
逃げてはいけない。
日常に体を預けて、
そこにしがみついて、
ただただやるべきことを続けていれば、
いつの日か思いもよらぬところから、
光が差し込むかもしれない。
穏やかな恋をしたい。
でも、恋をしたいと思うと、
どうしたって穏やかではなくなってしまう。
だから自然に身を委ねて、
居心地の良い人と時を重ねれば良い。
それがきっとあなたにとっての良い人になるはず、
共に時間を重ねればその存在が光に変わるはず、
日常を大事にすること、
無理に周りに合わせる必要なんてない。
人を好きになることに、
人を好きになろうとすることに、
人から好きになられることに、
疲れてしまった。
相手が必要なことは、
必要以上に考えても仕方がない。
自然体で一緒に居られること、
それが一番大事なこと、