「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

平均と規則にこだわりすぎる日本人

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私もその傾向が強い。

特に規則についてはそう感じる。


それを守れなくてうまくいかなくても自己責任、

誰も助けてなどくれない。


自分はそれでいいけれど、

おそらく他人にも無意識にそれを求めているのだろう。


その根底には自信のなさがある。


あいみょんの『夢追いベンガル

この曲の一番は驚くほど私の惨めさを表している。


「裏切ったあいつが笑ってて、

裏切られた自分がこんなに不幸だ」


「セックスばっかのお前らなんかより、

愛情求めて生きてきてんのに、

ああ今日も愛されない」


そんな被害者意識が強いのだろう。


自分の生き方に自信があれば、

人がどうだろうと気にならないはず、


それを規則だとか平均に縛られて、

人と比べては惨めな気持ちになる。


日本に住む外国人が口々に言うらしい。

「日本人は何をするにも年齢で評価する」


25過ぎたら結婚相手を見つけないと、

30過ぎたらそろそろ結婚だよね。

35過ぎたら子供がいないと、

40過ぎたらそろそろマイホームかな。


何でもかんでも「年齢」がものさし、


「みんながそうだから」

その言葉に安心して、


「みんな」よりも遅れていたら、

それだけで劣等感を感じて、焦って、

自分の価値を信じられなくなって、


本人が楽しく生きていればいいのに、

それをあの人はああだとか、

この人はこうだとか、


それを真に受けて一喜一憂、

 

相手がいれば安心できる。

でもそれって「好き」なのかわからない。

ライフステージを進めるために結婚するの?

 

みんな「この人ならば、まぁいいかな」って、

そんな調子で付き合うけれど、

そこから生まれた恋って本物なの?

 

恋に恋しているのか。

相手に恋しているのかわからなくなる。

 

結局は自分を納得させるため、

1番好きな人が振り向いてくれないからって、

無理に自分を納得させて、

前に進むため、

 

そうやって、

妥協した先の恋に恋して、

「今が幸せ」

「一緒になってよかった」

って、そう思うようになって、

そうやって進んでいくのかもしれない。

 

それならば、

今の苦しみは無駄なこと、

 

「好きな人」ではなくても、

「好きになれそうな人」

 

そういう人と先に進む覚悟が、

私には足りないのかもしれない。

 

気がつけば周回遅れ、

「平均」からは大きく遅れをとっている。

 

「好き」って魔法にかかるのを待っていたって、

魔法使いは現れない。

 

そうこうしているうちに、

自分が魔法使いになってしまうのだ。

 

それならば、

自分で自分を「好き」って魔法にかけてあげないといけないのかな。

 

たとえそれが自分を守るための思い込みであったとしても、