「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

縁談のこと② 似た者同士だから居心地が悪いのかも…

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例の女性とデートをしてきた。

二人で会うのは初めて、


相手にもお店と料理を確認して、

プランをいくつか用意して、

前日には友達夫婦からアドバイスをもらって、

いざ出陣、

 

ところが、

やはり話が弾まない。

気を遣い合っているから、


話をしていて、

とても共通点が多いと感じる。


・聞き役になることが多い

・とても気遣いをする

・向上心が強い

・譲れないことがある

・隙を見せない

・長子


だから話が弾まない。

どちらも受けだから、


とても気配りのできる人、

考え方もしっかりしている。

人として尊敬できる。


条件としては申し分ない。

好みのタイプと言っても過言ではない。


だけれども居心地はあまり良くない。

「同族嫌悪」というやつだろうか。


割と女性相手でも、

私の方が気配りをしていることが多い。

 

大皿の取り分けから、

テーブルの整理、

空いた飲み物、

お手洗いの促しまで、


隙を見つけてちょっかいを出して、

それをネタにからかったりだとか、


考え方の粗を見つけて、

人間らしさに安心したりだとか、


そうやってコミュニケーションを取る。


だけれども彼女には隙がないのだ。


前から思っていたことだけれども、

「自立した女性に惹かれる」と思いながらも、

私は女性を下に見ているのだろう。


マウントをとって安心する。


気持ちを掌中に納めて、

自分の方が優れていると思って安心する。

だから隙がないと居心地が悪いのだろう。

 

「自分が引っ張りたい」

そう考えれば聞こえはいいかもしれないけれど、

私のそれはおそらく「嫌なやつ」

そちらの部類に入るもの、


私がこじらせているものは、

「女性不信」


傷つけられた経験を糧にして、

反骨心でここまできたから、


「女なんて…」


そんな思いが強いのだろう。

 

これは厄介なことに気がついてしまった。


「自立した女性」と

「私に寄りかかりたがる女性」


どちらを求めているのか、

自分でもわからない。


「好きになった人がタイプ」

そう思って生きてきた。


「理性で思い描く好みのタイプ」と、

「居心地の良さを基準とした好みのタイプ」


二人で会ってみて、

前者には当てはまるけれども、

後者には当てはまらない彼女、

 

初めて会った時からそうだった。

居心地の悪さはおそらく相手も感じているはず、


返事はまだ来ない。

次につながるかはわからない。

切り替えるしかないかな。

 

「年上か、すごく年下が合うかもしれない」

 

相談した女性から言われた言葉、

妙にしっくりくる。

 

心置き無く甘えるか。

心置き無く甘えられるか。

 

年齢はともかく、

そういう人が合っているのかな。