人の不幸の上に築いた幸せ、
気持ちが悪い。
人を食い物にして、
裏切って、
傷つけておいて、
そのことには何の落とし前もつけないで、
「祝えない幸せ」
それが形になるようだ。
不穏な予感は当たるもの、
いくら割り切ったつもりになっても割り切れない。
世の中は理不尽だ。
いくら誠実に生きていても、
食い物にされて、
傷ついて、
前に進もうと努力をしたところで、
向き不向きがある。
いくら望んでも手に入らないのだ。
「もう誰でもいい」
どうしようもなく、
自分の男としての価値を信じられなくて、
寄ってくる女性を信じられなくて、
気持ち悪い。
本当に気持ち悪い。
吐き気がする。
もはや呪い。
前世でどれだけ酷い女遊びでもしたのだろうか。
すれ違い。
傷つけあい。
両思いでもうまくいかないことは、
一度や二度ではない。
惹かれあっても結ばれない。
そんなことばかり、
苦しみの底は見えたかと思ったけれど、
まだまだ底はあるみたい。
一番底まで沈んだら、
どんな女性も女神さまのように思えるのかな。
それはそれで悪くない。
これでもう何も期待しなくて済む。
呪縛から解き放たれるかな。
もう、誰でもいい。
いや、もうどうでもいい。
許せないから救われない。
正しくなくてもいい。
救われたい。