「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

不安は心のサイン

f:id:tureture30:20190517064935j:image

 

心と行動の距離が離れてしまうから、

それを教えるために体が出す信号、


それが不安、


憎しみたくないのに憎んで、

恨みたくないのに恨んで、

そんなものを目指しているわけではない。


それで誰かを追い込んだところで、

虚しくなるだけ、


理想の自分、

そこからの距離があまりにも遠くなると、

心は「不安」で教えてくれる。


そっちじゃないよって、


だから、

とんでもなく不安になった時、

恐ろしくなった時、

一度立ち止まって考えたほうがいい。


心は教えているはずだから、


その機能がバカになってしまうと、

どんどん人間からかけ離れてしまう。


弱くて脆い生身の人間、

自分だって誰かだって、

同じ弱さを抱えている。


いくら強く見せたって、

困難を乗り越えて、

強くなったように思えたって、

心の柔らかい場所は柔らかいまま、


誰だってそうなんだ。


その心の柔らかい場所を守るようにして、

弱みを見せないようにして、

不安を押し殺して、


そうやって無理をして、

人の痛みに鈍感になって、

自分の痛みにも鈍感になって、


人ではない何かに変わっていく。

気がつかない速度でゆっくりと、


だから、

不安を遠ざけてはいけない。

耳を傾けて立ち止まらなくてはいけない。


不安は教えてくれるはず、

本当はどうなりたくて、

なにを求めているのかってことを、


長く辛く苦しい夜に、

そのことに気がつけたことに感謝、


優しくなりたい。


傷つけられても、

その憎しみを振りかざす相手はいないほうがいい。


誰かを傷つけて、

そんなことで満足するような人間もどきにはなりたくない。


「優しいだけが取り柄」


所詮そんな男なのだから、

唯一の取り柄を大事に抱きしめて生きればいい。