学生時代の話、
唯一お付き合いをした彼女は3つ上、
1年浪人をしていたので学年は2つ上、
人生で一番相性の良かった同年代の女性かもしれない。
友達の期間が長かった。
お互い環境が変わってうまく行かなかったけれど、
あんなに自然と一緒に居られた女性はいなかった。
お互い学生のうちは、
常にメールをしていた。
話題が途切れずに、
他愛もないことで、
寝ても覚めてもずっと、
彼女に対してドキッとした瞬間がある。
二人でカラオケオールの帰り、
おかしなテンションだから、
私がよくわからないギャグを言った。
それに対して彼女もおかしなテンションだから、
全力でノリツッコミ、
そのやりとりがあまりにも自然で心地よく、
とても「いいな」と思った。
恋愛感情のようなものはあまり芽生えなかった。
(もちろん全くではないけれど)
最後まで友達感覚だった。
まだ若かったから、
そこに違和感があってか、
彼氏彼女にはなりきれなかった。
だけれども、
その先の「夫婦」って関係って、
きっとそういうもの、
あの頃は気が付かなかったのだろう。
これから先にも、
まだまだたくさんの出会いがあって、
忘れてしまう過去になる。
そう思っていたのかもしれない。
だけれども、
今になって思い出す。
「後悔」という彩りを添えて、
どうやら色あせてはくれないようだ。
恋愛って辛いもの、
それが過去のものだとしても、
いつまでも大事に「名前をつけて保存」
辛いからっていろんなものを引っ張り出して、
あの時ああしていたらなんて、
こじれてしまうな。
FaceBookではつながっているから、
地元に帰って結婚して、
子供が二人いることは知っている。
「年上の方が合っているよ」
最近よく言われる。
紹介できる層がそこだからということもあるけれど、
年上の方が、
私には合うのかな。
静かに高まる年上熱、