グレーゾーンなくらいがちょうどいい。
あまりに規則で縛ったところで、
息苦しくなってしまう。
「正しさに取り憑かれて苦しそう」
久々に会った後輩がそうなっていた。
信念があるから、
人生が充実する。
だけれども、
信念にこだわるあまり、
それに殉じてしまうと、
息を吸うことさえ苦しくなってしまう。
「自分の正しさを人に話さずにはいられない」
たしかに正しい。
だけれども正しい事が正義にならないこともある。
「正義は勝つって!?そりゃそうだろ!!
勝者だけが正義だ!!!」
道徳ではない。
勝ったほうが正義、
勝った方の都合のいいように事は運ぶから、
だからそんなものに殉じても仕方がない。
大事なことは「自分」が正しくあること、
人に強要しても仕方がない。
世の中には「利権」というものがあって、
それを掴んでいる人は、
自分の利益のためにそれを手放さない。
たとえ全体が悪くなることがわかっていても、
自分が良ければそれでいいのだ。
そういう人はたくさんいる。
だからそんなものに関わる時間があるならば、
「自分がどう生きるか」
それを考えることに時間を割けばいい。
無理に白黒つけようとすると大怪我の元、
白には白の立場があるけれど、
黒にだってそう。
その立場を奪おうとすれば、
泥仕合になる。
そんなことに消耗して時間を使うのはもったいない。
自分が何を経験して、どう感じて、
それをどう人生に活かすのか。
誰かの立場を奪うよりも、
そのことに集中すればいい。
理不尽に割を食うのはもうまっぴらだ。