器の小さい男、
それは私のこと、
「顔を合わせるたびに惨めになる」
手に入らないから認められない。
自分の価値を下げないために、
後悔していることを認めたくないのだ。
そもそも「手に入らない」
その表現自体がおかしい。
女性をモノのように見ている。
どんなに誠実ぶっても、
私の中から出た言葉、
所詮はその程度の男、
器が小さすぎて絶望する。
妙にハードルが上がってしまった。
素敵な相手を求めるならば、
自分がその相手から選ばれるように、
魅力的にならなければならない。
素敵な相手と時を重ねたいならば、
相手が「時」を差し出したいと思う、
そんな魅力を提供しなければならない。
私の手元には何があるだろう。
優しさか、
誠実さか、
何に対してもそこそこ話ができる話題の豊富さか。
そんなものではないな。
差し出せるものは「覚悟」
相手のことを思う気持ち、
それを惜しみなく伝えること、
出し惜しみなんてしないで、
言葉でも態度でもいい。
「真剣にあなたのことを愛したい」
そういう覚悟、
それを差し出せなかったから、
何度もチャンスを逃して、
そのたびに苦しんで自尊感情は地に落ちた。
これからは、
「好きかも」って思ったら、
しっかりと「覚悟」を伝えること、
「好きかも」って思ったら、
大抵は、もう恋に落ちているのだから、
今日から3連戦、
デート、合コン、デート、
ここで決めたい。
しっかりと「覚悟」を差し出して、