適温

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「良いものを作りたい」

そこを重視する人はエンジニア気質、


「あるべきものがあるべきところに収まっている」

そこを重視する人はマネージャー基質、


基本的には両立を目指すのだけれども、

切羽詰まってくるとどちらかに偏る。


私は明らかに後者、

「うまく回っている」事が大事なのだ。

できれば自分がコントロールできる範囲で、


余裕があれば120を目指すけれども、

めんどくさくなるとすぐに妥協する。

100なり80なりで満足してしまう。


意識して変えようと努力した時期もあったけれども、

やはり「気質」というべきなのか。

なかなか変えることは難しい。


うまく回っていればいい。

波風立てずに、

みんながそこそこ満足していればいいのだ。


器用な人間ならば、

プライベートだってそうやって回せるのだろうけれど、


私は不器用、

とても不器用、


だから女性に対しても、

120で向き合うことができない。

そして「120で向き合っていますよ」というフリもできない。


そうやってうまくいかなくなる。


多くの人って、

人を好きになると、

きっと120まで気持ちが急上昇するのだろう。


そうでなくても、

私みたいに1ずつ積み上げるのではなく、

5ずつくらいは積み上げていくのだろう。


手練れならば積み上がってもいない気持ちを、

あたかも積み上がっているかのように見せることもできる。

それの是非は別として、


1ずつ積み上げて100を超えたあたりになって、

アプローチする頃には相手に気持ちは別の方向を向いている。


いつだってそう。

そうやってうまくいかないのだ。


気持ちの上がり方が人とは違う。

きっと変わりものなのだろう。


だけれども今回は、

珍しく火が灯った。


初対面からまさかの100超え、

そこからも徐々に気持ちは高まっている。


会うまでに少し日が空いてしまう。

忙しいのかあまり連絡も取れない。


それだけが気がかり、


私は気持ちを温めるタイプ、

だけれどもお相手はどうかわからない。


初対面での手応えは十分だった。


でも、私は保温していたけれど、

向こうはすっかり冷めきっている。

そんなこともあるかもしれない。


「おにぎり温めますか?」

「そのままで大丈夫です」


そう冷たく返されたとしても、

真心を伝えられるくらいには、

覚悟を決めていかないとな。


「温めなくていい」と言われたって、

一緒に過ごすことで自然と温まってしまうように、

私の心は適温にして置かないと、


ぬるすぎたら温まらないし、

熱すぎたら火傷してしまう。


適温って難しい。