私は恋愛が苦手だ。
熱しにくいし行動を起こす勇気がない。
おまけに何の巡り合せか、
奇跡的にすれ違うことばかり、
そういう経験を積み重ねてしまうと、
「恋愛」という一側面に引っ張られて、
自分のすべてを信じられなくなってしまう。
「私の持っているもの」
コミュ力は高めで話題は豊富、
仕事でもそこそこの才気を発揮しているつもりだし、
交友関係は広い。
困っているときに助けてくれる仲間もいる。
新しいところに飛び込むことに面白みを感じられるし、
日々学びを怠らない。
健康のために体を鍛えていて、
脱いでも恥ずかしくない程度には仕上がっている。
人の機微に敏感で、
それを思いやった行動ができる。
動物や子供と心を通わせることができる純粋さと、
論理的に物事を判断する強かさを併せ持つ、
「誠実」という軸があり、
そこから大きく逸れた行動は自制している。
なんとまぁ、
これだけの魅力がある。
私って悪くない。
「超人」
ルサンチマンからの自己超克
こんなことばかりを書いていると、
ニーチェのように発狂してしまいそうだけれども、
「自分で自分を認めてあげる」って、
とても大事なこと、
私って意外とモテ体質、
普通に生きているだけで、
年に一人や二人からは言い寄られる。
だけれども受け止めるこちら側の問題、
いつだって気持ちを温めている間にうまくいかなくなる。
だから私はそう悪くはない。
「恋愛」だってちゃんとできる。
女性からだって選ばれている。
そう自分に言い聞かせて、
不安を遠ざける。
「自分は誰よりも自分をわかっている」
自分のことを好きになれないと、
自分を好きになってくれた人のことを信じられない。
だから、
自分が嫌いになるようなことはしないで、
それでもうまく行かなかったら仕方がない。
「自分で自分の価値を信じること」
それが始まりで、
それが終わりでもある。
気になる彼女と連絡が取れない。
忙しいのはわかるけれど、
不安は募る。
「好き」の気持ちって、
なんでこう、
いつもうまくいかないのだろう。