「思い出はいつの日も雨」
会った2回はどちらも雨だった。
それも降ったり止んだりの優柔不断な空模様、
「私は優柔不断なの」
その雨空は、
そう言っていた彼女の心そのものだった。
気持ちを伝えた時も、
「また降ってきたね」なんて、
それをきっかけに話は途切れてしまった。
「うまくいかない恋」
天気にまで邪魔をされて、
味方なんて誰もいないのかな。
関東で梅雨明けの見込み、
だけれども、
私の心は雨模様、
その梅雨が明ける見込みなどない。
梅雨前線はいつまで停滞し続けるのだろう。
もう10年以上もそんな調子、
止まない雨はない。
終わらない冬はない。
そんなあたり前のことまで疑ってしまうほどに、
心が弱っている。
「仲間がいるよ」
『ONEPIECE』
エースを失って失意から立ち直ったルフィ、
その時の気付き、
私の手元に残っているもの、
応援してくれる仲間がいる。
それはこのブログにも、
梅雨明けとともに、
恋は終わったけれど、
これも新たなスタートなのだ。
「雨女」
会うときはいつだって雨、
梅雨の最中に私の前に現れて、
梅雨とともに私の元を去っていった。
きっと彼女は雨女なのだ。
雨女さん、
思い出をありがとう。
一時的にでも、
苦しくて仕方がなかった、
地獄の底から引き上げてくれて、
ありがとう。
これからはまた逆戻り、
だけれども、
梅雨は明けたのだ。
そんな漫画があった。
漫画のように、
女子高生とどうこうなることはないだろうけれど、
「心を通わせる」
そんな相手との出会いは、
これから始まるのかもしれない。
さて、
思い出の映画館で、
『天気の子』でも見るかな。
あの時とは違って隣に彼女はいないけれど、
「100%の晴れ女」
なんとも皮肉なキャッチフレーズ、
だけれども、
それにあやかりたいものだ。
暑い、いや熱い夏が始まる。