このごろ体調が良くないし、
精神衛生も最悪なものだから、
とにかく生活を整えて健康的な生活を送っている。
寝る時間と起きる時間は決まっているし、
睡眠時間を十分に確保、
適度なトレーニングをしながら、禁欲を続けて、
気がつくとしばらくアルコールを断っている。
朝のコーヒーを止めてカフェインを減らし、
21時以降は食べ物を口にしない。
毎日、湯船に使って読書、
朝食は軽く済ませて、
15時間くらいはほぼ断食をする、
プチリーンゲインズを取り入れている。
とても整った生活、
これでもかというくらいに、
それでも体調が良くない。
失恋の痛みはなかなか去ってはくれないのだ。
体重は3キロ落ちた。
もしかして何かの病気かなと思ってしまう。
ただの夏バテならばいいけれど、
生活を整えたって、
気持ちの方は整わない。
加えて向き合いたくないものと向き合って、
がむしゃらに動いている。
これを続けるしかないのかな。
夜になると不安が襲ってくるから、
毎日夜中に目が覚める。
私の中の「不安」は、
私に何かを訴えかけているのかもしれない。
毎日、嫌になるほど陽の光を浴びているけれども、
心に火は灯らない。
体調が優れないものだから、
冒険をする気にもなれない。
せっかくの夏なのに、
元気が出ないのだ。
「夏が好き」
そう言って楽しそうに笑う女性に会った。
海辺で花火をするらしい。
その無邪気さは素敵だなと思ったけれど、
心を振り切ることができない。
夏の魔物にほだされて、
私の心にも火がつかないものかな。
心が湿っているから、
つけようにも火がつかないのだ。
まずは涙を枯らして、
心を乾燥させないといけないのかな。
湿っている。
だから火がつかない。
生活を整えるだけでは心は乾かないのだ。
きっと生活を整えながら、
やらなければならないことがあるのだろう。
それはきっと、
とても大事なこと、
まずは散らかりすぎた私の心を整理整頓したい。
先にばかり進んでいて、
置いてきぼりの心をそろそろ迎えに行ってあげないと、
気の多い男はモテるようで最後は破滅するのだ。
そういう風にできている。
女にはうまくできても、男にはできない。
「二兎追うものは一兎も得ず」
世の中は男に対して厳しい。
不器用な男に対しては特に、
今日も朝からお腹が痛い。