「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

優しさを履き違えてはいけない

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「相手に嫌われたくないから」


そういう優しさは重荷になる。

ずっしりと相手の自由を奪うのだ。


「相手のことが心配だから」


そういう優しさは体を軽くしてくれる。

「気にかけてくれる人がいるんだな」って、

心の負担を軽くしてくれるから、


「優しい」


一口に言っても、

いろんな形がある。


痛みを伴う優しさだって、

たくさんあるだろう。


心を鬼にして突き放すことだって、

優しさかもしれない。


「相手の心に寄り添っているかどうか」


それが大事、


人はいつだって、

そんな簡単なことを忘れてしまう。


不安に怯えて、

傷つくことを恐れて、

自分本意な優しさにかまけて、

自分のことが嫌いになって、


そうやって、

自分の価値を信じられなくなってしまう。


だから優しい自分でいることに、

「優しいね」って言ってもらえる、

そのことに自分の価値を見出すようになる。


人の価値ってそれだけじゃないでしょ。


多少のわがままを貫いたほうが、

いい結果を生むことはあるし、


間違いを正さないことは優しさかと言われると、

決してそうではないし、


「優しい」ってことは個性の一つで、

決してその人の全てではないよ。


ドラマ『凪のお暇』


自分の居場所を作るために、

「空気を読む」ってことに躍起になる。

その結果「都合のいい人フォルダ」に入れられてしまう。


人に嫌われないための優しさには、

人をダメにしてしまう作用があるのだ。


自分が「都合のいい人」に成り下がってしまうだけではなくて、

周りの人までダメにしてしまう。

自立を阻害するのだ。


媚びるな!

凛とあれ!


自分を好きになるにはどうしたらいいのか。

そのことだけを考えて生きていればいい。

 

いくら役に立ったところで、

自分のことを嫌いな人の周りには、

自分を好きになってくれる人は寄ってこない。


傷ついて、

自信をなくして、

そういうときに真価が問われる。


自分の価値を信じてあげられるのか否か。

そこが勝負の分かれ目、


一人に嫌われたって、

世界が終わるわけではないのだ。

距離をおいて次に進めばいい。


謙虚の裏に野心を隠すようなしたたかさ、

そういうものって必要なのかもな。


優しさって、

嫌われないための道具ではない。


優しさって、

自分の価値を代替するものでもない。


優しさって、

相手のことを思って、

自然と出てしまうもの、


利害ばかりにとらわれて、

自分が嫌になってしまう。


誰から嫌われたって、

どうってことないって思えるくらいに、

強くありたい。

 

自分のことが嫌いになってしまったら、

試合終了、そこで終わりなのだから、