「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

2019東京ヤクルトスワローズの弱さについて

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シーズンはあらかた終了して、

今日でスワローズは全ての日程が終わる。

随分と前に最下位は決定している。

それもダントツだ。


今年のスワローズは本当に弱い。

勝てる試合をいくつ落としたのかわからない。

中継ぎが打ち込まれての逆転負けばかり、

 

さらには負け試合でもずるずると打ち込まれて、

敗戦処理もできない。


昨年はもっと粘り強い野球をしていた。


宮本ヘッド主導の地獄のキャンプに始まり、

石井、河田コーチの指導が行き渡っていたのだろう。


今年も粘り強さは打の方には現れていた。

どんなに負けていても終盤には見せ場を作る。


勝利につながらなくても、

そういう姿勢は見て取れた。


得点数はリーグトップクラス、

バントやケースバッティングなど細かいミスは目立つけれども、

荒削りながらも若手が躍動している。

その副産物として細かい点に目をつぶることはやむを得ない。


野球ファンの100人が100人そう答えると思うが、

課題はどう考えても守備力と投手力

ダントツでリーグ最下位の失点数、

記録に残らないものも含めてエラー祭り、


そんなスワローズの課題を考察する。

 


【守備】

西浦が離脱してからは、

ショートを若手中心に回すも力不足、

廣岡、大田は守備に課題あり、

守備は及第点の奥村は打に課題あり、


センターはいつまでも高齢の青木が守っているようではいけない。

ここに来て2軍の帝王だった塩見が活躍しだした。

ポジションを奪うくらいに成長して欲しい。


バレンティンの去就は不明、

年齢に対する守備の負担を考えると、

青木はレフトかライトが妥当、

塩見がセンターにハマれば大きい。


まずはセンターラインを固めること、

そうしないとまともな野球にならない。


その上での投手力


【先発】

全体的にゲームを作れないことが多かった。


エースとして期待された小川はシーズンを通して不調、

不用意な一発に泣く事が多かった。

最後になってようやくの初完封を見せた。

来年の糧にして欲しい。


次期エース候補の筆頭だった原は、

コンディション不良でまともに投げられず、

苦しいシーズンとなった。

ポテンシャルは飛び抜けたものがある。

実力を発揮すれば二桁勝てる投手、


この2人が力を発揮しないと、

しばらくは厳しいシーズンが続くだろう。


ここにベテランとしてチームを支え続ける石川、

終盤は調子を取り戻し月間MVPを獲得したブキャナン、

イニング数に不安は残るも台頭した高橋が続く。


怪我さえなければ5枚は計算できる。

頭数はドラフトと外国人で揃えられるかもしれないが、

イニングイーターが欲しいところ、

中継ぎの勤続疲労が凄まじい。

先発がゲームを作れないからこうなる。


【リリーフ】

昨年の守護神・石山が離脱すると一気に崩れた。

 

梅野、マクガフが後ろを努めたが、

どう考えても登板過多、

最後まで抑えを固定することはできず、

ハフ、近藤を加えた4人を平均すると60登板を超える。

40歳の五十嵐に頼るも最後までは持たず、


トレードで入団した高梨、

平井、星、中尾、大下など軒並み低調、

実績はあるだけに数が足りないわけではない。


さらに寺島、蔵本、ルーキーの清水、久保、市川、坂本など、

期待の若手がいないわけではない。


ここをどう物にしていくか。

新戦力ばかりに目が行くが、

現有戦力は数字ほど悪くはない。


そうなると守備・投手を立て直せる指導者、

最大の補強ポイントは選手よりもそこではないか。


内部昇格が基本線のようだが、

高津監督はともかくとしても、

コーチは外様を入れていかないと、

このままでは来年もあまり変わらないだろう。


フロントを含めた来季の体制、

課題はそこにあると思う。


これだけ負けていても、

観客動員数は増え続けている。


しかしそれで良しとするようでは、

カジュアルなファンしかつかない。

本気でチームを応援する古くからのファンは離れていく。


ファンはチームの財産、

このままでよいのか、


たまに上位に進出できれば良いんでしょ。

そうではない。


順位はともかくとしても、

しっかりとした野球ができるチーム、


そういうチームにならないと、

カジュアルなファンに本当の野球の魅力が伝わらない。


ファンを獲得したいなら、

目先の収益だけではなく、

長期的な視野で見て本気で考えて欲しい。

 

今日の最終戦は現地観戦、

来年に繋がる試合が見たい。