「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

私にしかできないことをしたい

f:id:tureture30:20191028062908j:image

 

「死」があるから「生」を強く実感できる。

使い古されたテーマだけれども、

人生における永遠のテーマなのだろう。


命が永遠に続くならば、

生きるための努力などする必要がない。


ずっと続くのだから、

何も焦る必要はない。

好きなことだけをしていればいい。


だけれども人生には終わりがある。

だから「生きた証を残したい」

そうやって人は努力する。


理想の人生を掲げたり、

理想の相手を求めたり、

子孫に夢を託したり、


「生きた証」がほしいのだ。

この世に生まれてきた理由が、


だからそれぞれの道を歩んで、

「自分」というものを確立したがる。


他の誰でもない。

唯一無二の価値、

それを示すために努力する。


挫折を繰り返しながら、

方向転換を繰り返しながら、

その過程で掴み取った何かを大事にして、

「希望を失わないで」って、

そう自分に言い聞かせて、

 

「前に進んでいる実感」なんて、

そんな不確かな物を頼りにしながら、

死ぬ覚悟をしつつ必死に生きる。


人生に理由がほしいから、

自分の価値を信じたいから、

それを求めて必死に生きる。


そういうものなのかな。


それならば手っ取り早い。

難しいことを考える必要なんてないのだ。


周りの人の幸せのために行動すればいい。

そうすれば周りの感謝を通して、

自分の価値を信じてあげることができる。


傷ついて、

もう前に進めなくて、

自分の価値を信じられなくなったならば、

隣りにいる、目の前にいる、

その人のために行動してみればいい。


その結果、

図らずに感謝の連鎖が広がればいい。


「ありがとう」って、

「あなたの存在を認めますよ」ってこと、


そうやって、

利害関係なんて除いて、

互いが互いを認め合うことができれば、

きっと争いなんてなくなるのだろう。


「自分の価値を信じられない」


そう感じるならばまずは周りに認めてもらうこと、


「ありがとう」をたくさんあげて、

「ありがとう」をたくさんもらう。

そこからもう一度、自分を見つめ直してみる。


そうすればきっと、

いくら理想が高くたって、

少しは自分を認めてあげられるはず、


そうやって、

少しずつ「これでいいんだ」って、

自分を認めて生きていければいい。


きっとそこから、

この世界にいてもいい理由を見つけることができるのだから、

 

ドラマ『同期のサクラ』

「私にしかできないことをしたい」

 

それってそういうことなのかな。