「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

自分の言葉で話すということ

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どこかで聞いたような言葉ばかりが溢れている。

その言葉で世相が作り出される。


「共感」によって自分をアップデートするならばいいけれども、

まるごとコピーして自分のものにしてしまう。


そういうことばかりしていると、

言葉が薄っぺらくなってしまう。


言葉には「覚悟」が必要、


そして言葉を発する人が思っているよりもずっと、

その「覚悟」の有無に聴衆は気がついている。


どこかにカンペでも出している人がいるの?

そんなテンプレ回答ばかりしていてさ。


本気でそう思っているの?

立場を守りたいだけじゃないのかな。


そうやってどんどん自分を殺していく。


「こうあるべき」だとか、

「こうでなければならない」とか、

そんなことにばかり縛られて、

気が付くとレールの上から抜け出せない。


私は一生懸命に生きている人が好きだ。

そしてそれを食い物にする人が死ぬほど嫌いだ。


立場はなくて、

周りから認められなくて、

もがき苦しんで生きている。

そういう人が本当の「人」なんじゃないかな。


敷かれたレールの上を、

レールが敷かれていることにすら気が付かないで、

得意気に「自分の人生」を気取って生きている。

それって誰かに生かされているだけなんじゃないかな。


それだけならばまだいいけれど、

誰かが言ったもっともらしい言葉を振りかざして、

それを矛にして誰かを傷つける。

それを盾にしてちっぽけな自尊心を怯えながら無様に守っている。


本当にそれでいいの?

自分の人生、本当にそれでいいの?


自分の言葉で話そうよ。

もがき苦しむ中で浮かんできたものが、

自分の言葉、


誰の言葉を引用する必要なんてない。

言葉に権威を結びつけてしまったら、

それはもう自分の言葉ではない。


ビジネスのテクニックとしては有効だけれども、

それを無闇に使いすぎると、

プライベートとの区別がつかなくなってしまう。


思うように動いてくれなくて、

どうしようもなく厄介なやつだけれども、

私は自分と心を大事にしたい。


そして、

誰に馬鹿にされたって、

そこから出た自分の言葉を大事にしたい。