『いだてん』を見ていたものだから、
今年はひとしお強い思いで箱根駅伝を見ていた。
力を使い果たして襷をつなぐ。
その積み重ねで200キロの道のりを走り切る。
誰か1人にでもアクシデントがあれば、
全てが終わってしまう。
ものすごい競技だ。
「一秒を削り出せ」
その一秒がチームの成績につながる。
予選会を含めてほんの少しの差で勝敗が決まる。
「頼んだぞ」って、襷を渡す。
「よく走った。任せろ」って、
笑顔で襷を受け取る。
その姿に、これまで結んできた「絆」が凝縮している。
悦びに沸いた大学も、
涙を飲んだ大学も、
この場で走ること自体がすごいこと、
自分を限界まで追い込んできた。
そこまでの努力が人生を作る。
「何かに夢中になること」
その美しさを教えてもらった。
金栗四三さん、
あなたの襷は今でもつながっているようです。
東京オリンピックイヤー、
スポーツでつなぐ。
2020年が始まった。