「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

同じような人種に好感を持つこともある

f:id:tureture30:20200111110200j:image

 

10個も年下の女の子、


気がつくと裏方で頑張っていたり、

誰も見ていないところでも着々と物事を進めていたり、

誰かがやらないといけないことを淡々とこなして、

あたかもそれを当たり前のようにしている。


誰にアピールするわけでもない。

「ちゃんとしていたい」のだろう。

きっと手持ち無沙汰なのが苦手なのだ。


何か仕事をしていたい。

生産性のあることをしていたい。

少しでも経験を積みたい。


その感じはとてもわかる。

 

「あー、同じ人種だな」

そう思った。

 

「いつもありがとう」的なことを言われるけれど、

飲み会は参加者よりも幹事をしている方が楽、

やるべきことがたくさんあるから、

 

私はいつも割と好きでやっているのだ。

なんだかそんな感覚、


私が同じ歳の頃には、

もっと功名心を覗かせていた気がする。

それを全く覗かせない姿に感心した。


・何か仕事をしていないと自分を無価値に思えてしまう。

・些細なことでも経験を積みたい。

・自分の行動を無駄なく制御したい。

・自分の周りをなるべくコントロールできる状況にしておきたい。


私の動機を言語化するならば、

おそらくそんなところだろうか。


彼女はどうなのかわからないけれど、

そう遠からずのはずだ。

 

「同じ人種だな」

 

繰り返すけれど、

やっぱりそう思った。

 

功名心はゼロではないだろう。

 

だけれどもそれは副産物で、

それよりも「ちゃんとしていたい」のだ。

 

この感じの伝わる人はいるかな?

 

「頑張っている自分が好き」よりは、

「頑張っていないと自分を認めてあげられない」

に近いのかな。

 

動機はともかくとして、

そういう淡々とやるべきことをする姿って、

見ていて気持ちのいいものだし、

素直に感心する。


私も周りから、

少しはこんな目で見られているのかな。

そう思うと悪くはない。


「同族嫌悪」って経験はあるけれど、

その逆もあるのだな。


なんだか少しだけ自分のことを、

認めてあげられたような気がした。