誰かのせいにしていればいい。
そうしていれば前に進む必要はないのだから、
いつまでも文句をたれて、
勝手にイライラして、
「うまくいかないのはアイツのせいだ」
そう思うことで自尊心を守る。
過保護なくらいに何層にも包み込んで、
だから心は動くスキマもない。
「悪くないんだよ」って言い聞かせて、
「相手が不幸にならないか」ってそんなことばかりを監視して、
無駄に労力を使うから、
何かが進んだ気になっているけれど、
結局は何も進んでいない。
人はかけた時間に比例して、
その対象に執着するようになる。
「許す」事ができないからって、
どんどん執着ばかり増していく。
できるだけ早く手放したほうが身のためだよ。
一刻も早くにさ。
それができれば苦労はいらない。
だから関わらない。
関わらざるを得なくても、
心を動かさない。
淡々とやるべきことをこなすだけ、
「心を動かさない努力」
始めはそれが必要だけれども、
徐々にそれが当たり前になるはず、
所詮は時が解決するのだ。
「許す」ことができない。
それならばせめて「憎む」ことはやめる。
相手のためではない。
自分の心を守るために、
まずはそこから取り組むしかない。