自尊感情が低いからって、
それを上げる努力をしないで、
周りを下げようとする人がいる。
「あんなのは大したことがない」だとか、
「昔は自分の方が・・・」だとか、
「誰だってできる」だとか、
そうやって自分の中で周りのことを下げたって、
周りから見たあなたは低いままだよ。
そのことを受け入れないと、
同じことを繰り返しては惨めになる一方、
自分を高めるよりも、
周りを下げるほうが100倍楽だ。
楽な方ばかりに逃げるからそうなる。
「自信を持つ」
それって簡単なようで難しいこと、
根拠に裏打ちされた自信だとしても、
その根拠には主観が含まれる。
客観的指標があったところで、
そこにも主観が含まれるから信じるには一苦労、
誰よりも自惚れて、
誰よりも卑下する。
自分のことってどうしてもそう見てしまう。
だから信頼できる人を作ることが大事、
良いことも悪いことも、
思ったままにはっきりといってくれる人が大事、
だから人は伴侶を求めるのかな。
いつだって隣にそういう人がいれば、
心の底から応援してくれる人がいれば、
自分を見失わなくて済む。
全くの他人から始まって、
お互いを好きあって、
そこから尊敬・尊重が生まれて、
「生きる」ってミッションに一緒になって取り組んで、
一緒にエンディングを迎える。
そんなシナリオを求めている。
周りの価値を下げないためには、
周りのことを信じる勇気が必要、
その入り口が伴侶なのかもしれない。
心から人を信じて、
心から寄り添いたいって思える。
血の繋がらない他人なのに、
決して裏切らない。
そう思える人、
そんな相手ってなかなかいないから、
だから一緒になるのだろう。
家族って自分を嫌いにならないための大事な重石、
人は自分一人では風見鶏、
それも悪くはないのだろうけれど、
重石がないと、
何処かで喪失感を抱えながら生きることになる。
自尊感情って厄介なやつ、
人はどうしたって自分を好きで、
同じくらいに自分を嫌いなのだ。