「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

振り回されない生き方

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人は儚い生き物だから、

すぐに一喜一憂してしまう。


「今の苦しみがずっと続くわけではないんだよ」


そんなことは頭では理解していても、

一度甘美な思考の悪魔に惑わされてしまうと、

悪い方にばかり流されてしまう。


生活が乱れると、

そこからは早い。


寝られなくなり、

食べられなくなり、

冷静さを欠いていく。

 

ゼロに近い確率のことまで含めて、

最悪ばかりを想定して、

そんな妄想に押しつぶされて、

心は音を立てて崩れていく。

 

「あっ、壊れたな」って、

きっとその瞬間は自分でも分かるくらいに、


だからとにかく誰かの側にいること、

信頼できる誰かの側にいること、

そして包み隠さずに全てをさらけ出すこと、

 

受け止めてくれる誰かがいれば、

それだけで自分を客観的に見ることができる。


いかに自分が思考の悪魔に惑わされているか、

無意味なこだわりに支配されているか、

気が付いてしまえばたいしたことではない。

 

人は自分の殻に閉じこもっていると、

どんどんそこから抜け出せなくなってしまう。

 

苦しいこと、

辛いこと、

どんどん積み重なって、

捨てることができなくなる。

 

そしてだんだん、

その重さにも鈍感になって、

気がついた時には身動きが取れない。

 

だから誰かの手を借りること、

躊躇なく差し出された手を掴む。

 

それって「弱さ」ではない。

弱みをさらけ出せることは「強さ」

 

人って頼られることが好きなのだ。

そしてみんな自分の「弱さ」に怯えて生きているのだ。

 

それを知っていれば、

少しは世界が明るく見えるでしょ。

 

人の弱みを食い物にする奴は総スカン、

みんなが弱みをさらけ出してそれを補い合える。

そっちの方が効率が良いはずなのにね。

 

信頼できる人を増やすこと、

そして弱みをさらけ出せること、

 

それができればきっと、

潰れてしまうことはないんじゃないかな。