こういうときだからこそあえて思う。
人と人とは知らず知らずのうちに、
繋がりを持っているということ、
名前も知らない。
人となりもわからない。
どこで接触したのかもわからない。
だけれども繋がっているのだ。
感情だってそう。
近くにイライラしている人がいると、
釣られて嫌な気持ちになる。
ちょっとした気遣いに触れるだけで、
釣られて優しい気持ちになることもある。
ウイルスなんて持ってのほか、
感染したくもないけれども、
良い感情には感染したい。
優しさに触れれば優しくなれる。
喜びに触れたら嬉しくなる。
助けてもらったらお返しがしたくなる。
今回の騒動で、
インフルエンザは例年の3分の1くらいしか流行していないという話を聞いた。
予防をすれば効果があるのだ。
思いやりの輪が広がれば、
気遣いの輪が広がれば、
収束に向けて進むのかもしれない。
こういうときだからこそ、
単純なことを疎かにせず、
予防に徹すること、
それが自分の周りにいる人たちへの責任、
医療は間に合わない。
未知に対応するには時間がかかるのだ。
予防の輪が広がること、
人類のウイルスへの最善の対抗手段は、
そこに対する団結なのかもしれない。
そういう意味でこれを機に、
心が繋がればいい。