「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

小賢しいと居場所を見つけにくい

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私はおそらくバカではない。

そしておそらく「小賢しい」部類に入るのだろう。


私のような「小賢しい」チームに属する人間は、

居場所を見つけるのに苦労する。


変に同調圧力を嫌悪して、

損をしないように「搾取」に敏感になる。


群れて集団の中に埋もれることを厭うくせに、

人から尊敬を集める才覚があるわけでもない。


ささやかな自分だけの城があればいい。


だけれどもそこに閉じこもっていると、

人肌恋しくて何かに属したくなる。


何とも厄介なものだ。

はっきり言ってめんどくさい。


交友関係は広いほうだ。

休日に予定のないことが珍しいくらいには、


だけれどもこういうことになると、

途端に予定がなくなる。

 

飲み会がない。

婚活できない。

ジムにも行けない。

街に遊びに行く気にはならない。

図書館すらやっていない。

連絡を取っても「会おう」とはならない。

 

ない。ない。ない。

予定がない。


「自粛」という名のハードル、


それを越えてまで敢えて会うほどの、

深い関係の友人がいないということだろうか。


「居場所」って、

誰かといればいいってわけではない。


スケジュール帳とにらめっこして、

隙間がないことで満たされる自尊心、


そういうものの軽薄さだとか虚しさ、

今回のことでそれを学んでしまったな。


「自粛」という名のハードル、


そんなものは気にもしないで、

自然と一緒にいることを選択できる人、


横着や不用心ではない。

細胞が、心が、

自然とそういう選択をする相手、


私にはそういう人がいないのだ。


それって、

とても寂しいことなのだな。


私の居場所って、

どこにあるのだろう。


誰の心の中にあるのだろう。

 

異世界にでも召喚されて、

合成素材でも集めながら、

伸び伸びと自然の中で生を実感する。

そんなスローライフを楽しみたい。

 

ジョブは赤魔道士みたいな器用貧乏がいい。

赤魔道士はまさに私みたいだ。

決め手のない器用貧乏、

 

やることがないからって、

アニメの見過ぎかな。