「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

惨めさの象徴

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「原則出勤は禁止」

 

これで私の一番のストレス要因を遠ざけることができる。

このひと月でそれは私にとって良い変化を生み出すのかな。

 

なんで私があのクソ女をここまで憎んでいるのかというと、

彼女が私にとって「惨めさの象徴」だからだ。


向こうは「嫌われている」とは思っていても、

「死ねばいいのに」と思うほど憎まれているとは思っていないだろう。


私の女性関係がうまくいかないたびに、

「憎しみ」は積み重なる。


あの子には全く関係のないことでも、

あの子の上に少しずつ積み重なる。


そして気がつくと、

私はあの子を「惨めさの捌け口」として使っているのだ。

 

だから些細な不誠実さやバカさを目にするだけで、

どうしようもないほどイライラする。


「いい迷惑」


向こうからすれば完全にいい迷惑だな。


二股をかけるようなクズだ。

あからさまに避けたり、

かと思えば媚びてきたり、

取り巻きに言いふらして私の評判を下げようとしたり、

いちいち神経を逆撫でてくる。

 

衝動的で思慮が浅く極端な行動、

そのくせ価値判断の基準は周りと同じかどうか。


見た目だけはいいから、

おたおたしていたら誰かが何とかしてくれると思っている。

そうやって生きてきたのだろう。


もはや何をされてもイライラする。

存在自体がストレスなのだ。


それでも、

死ねばいいと思うほど憎いなんてどうかしている。

 

「憎しみ」って、

こじらせると怖い。

 

こんなに人を嫌いになったことはない。

こんなに人に苦しめられたこともない。

こんなに人に傷つけられたこともない。


それは私にとって彼女が特別だったってこと、


だからこそ、

「惨めさの象徴」

好意が叶わない、

その反動で嫌悪感が生まれる。


もう既婚者だ。

正直どうでもいい。

こんなにイライラする理由なんてない。


きっと私の幼稚な正義感がそうさせる。

「あんなことをしておいて幸せそうにしやがって」って、


自分の掲げてきた主義に反するものが、

幸せそうにしているのが許せないのだ。


きっとそれだけ、

 

きっかけはあの子でも、

ここまでこじらせたら、

もう私のせいだ。

 

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「幼稚な正義感」


それを捨てることができれば、

この「憎しみ」からは解放されるのかな。


ある意味では試練だ。

昔から私には独善的なところがある。

 

「自分が正しい」って合理性を盾にして、

それを相手に押し付けるところがある。


そして今の私の価値観では、

それは私自身の嫌いなところでもある。


乗り越えられるかな。


「三つ子の魂、百まで」


そう言うけれど、

まだまだこれからでも、

変わることはできるのかな。


「運命」ってやつは本当に嫌なやつ、


弱点ばかり責めてくる。

コンプレックスばかりを刺激してくる。

いつまで向き合えばいいのだろう。


「もうやめてあげて!ますをのライフはゼロよ!」


そうやって身を挺して止めに入ってくれる、

そんな素敵な女性は現れるのかな。


結局はあのクソ女が、

私のことを「不安を解消するための道具」にしたように、

私も彼女のことを「惨めさの捌け口」として使っているのだ。


「惨めさの象徴」


それを遠ざけようとするから、

いつまでも目の前から消えてくれない。


そろそろ幼稚な正義感を手放して、

大人になる時が来たのかな。

 

私が私ではなくなってしまっても、

新しい私に生まれ変わらなければならない。


「どんな形であれ、

好きだったあの子が幸せならば、

それでいいじゃないか」


たまにドラマとか映画で出てくるあれ、

 

本当にそんな聖人はいるのかな。

いるとすればきっと素敵な出会いと別れを、

幾度となく経験してきたのだろうな。

 

そんな「心がイケメン」


それは私にはどうしたってなれないもの、

これから先に「幾度となく」なんて、

もう経験できないだろう。

 

もはや手遅れなのだ。

恋愛ってもっと経験してくるべきものだったのだ。

私にはそれが足りない。

 

だけれども、

とりあえずは、

手持ちで勝負するしかないのだ。

 

例え敗色濃厚だとしても、

それが私の生きてきた道なのだから、