走る人たちを応援したい 〜コロナに負けるな①〜

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道は走る人たちで溢れている。

 

学校の始まらない子供たち、

テレワークのサラリーマン、

時には親子で揃って、

 

そんな姿を見かけるようになった。

 

外出自粛が長引くものだから、

痺れを切らして体を動かしたがる。


だから走るのだ。

ひたすらに息を切らして、

力の限り走るのだ。


悶々としながら過ごす。

将来への不安は拭えない。

 

収入は大丈夫か。

会社は大丈夫か。

居場所は守れるのか。

自分は感染していないのか。

大切な家族は大丈夫か。


そんなことばかりがグルグルと、

頭の中を駆け巡る。


だから走るのだ。


ひたすらに、

ただただ息を切らして、

走るのだ。


何も考えなくていい。


体の鼓動を感じて、

「どうにかして酸素をより多く取り込もう」

そんな体の発する指令だけに心を傾けて、

ただ呼吸の苦しさにだけ耐えていればいい。


だから走るのだ。


人には何も考えない時間が必要、

不安ばかりに脳の中を支配されないために、

脳を休ませてやる時間が必要、


息を切らした末に、

不安ばかりだった頭を空っぽにしてあげれば、

その空白に最初に入るものは「心地よさ」

生に対する実感だ。


「私は生きている」


それを実感するための作業、

それは不要不急といえるのかな。


私は走る人を応援したい。


孤独に苛まれながら、

不安に耐えながら、

ただただじっと我慢して生きる。


そんな生活に彩りを添えるための、

そのためのささやかな術、


ランナーたちよ。

コロナに負けるな。