「学校が休みだから暇でいいね」
そんな浅はかな言葉に、
いちいち腹を立てることに疲れてしまった。
「子供たちのことが不安で仕方がない」
いつ今までと同じように登校できるのだろう。
先行きはどうなるかわからない。
課題は山積み、
考えること、決めなければならないことは山ほどある。
そして何より、
あの子たちは大丈夫かな。
元気にまたみんなで顔を合わせることはできるかな。
どこにいても何をしていても、
不安が顔を出す。
教員って人種は、
子供達のことばかり考えているのだ。
教育に携わるって、
そんな生半可なことではない。
だけれども大丈夫、
この期間はきっと、
子供たちを家庭に預けるための期間なのだ。
そしてきっと子供達が家庭での絆をより深めて、
また元気に登校してくるはず、
そう信じること、
人は不安に支配されてしまうと、
悪い方向にばかり頭を働かせてしまう。
今できることは信じること、
そして自分の身を守ること、
子供たちのために身を挺して、
日々奮闘するあなただから、
自分のことを蔑ろにしてしまいがち、
だけれども、
今は自分も罹らないこと、
しっかりと休んで、栄養をとって、
元気に、無事に、
子供たちを迎えるために英気を養うこと、
子供たちは元気だ。
そして大人のことをよく見ている。
久しぶりに登校した時に、
大人が疲れ切っていたら、
無用な心配をさせてしまうんじゃないかな。
だから負けるな。
教育関係者たち、
コロナに負けるな。