アニメ『ReLIFE』全17話を見た

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異世界系」ばかりを漁っている、

そんな私の視聴履歴を見てか、

Amazonプライムからやたらとオススメされる作品だった。

 

『リメンバーミー』以来だろうか。

最後のシーンで久々に泣いた。

 

原作は漫画アプリcomicoで連載されていた、

web漫画とのこと、

中川大志平祐奈主演で実写映画化もされているらしい。

 

非現実的な設定だが、

その演出は見事なもの、

とても「魅せる」作品だ。


シーズン1の最後に明かされた秘密は衝撃的だった。

シーズン2の4話は、

そのどれもが甘酸っぱく、

「青春」の魅力を余すことなく伝えている。

 

あらすじはこうだ。

 

新卒で入社したブラック企業

女性ながら営業成績トップ、

そんなお世話になっていた先輩社員が、

妬みから社内のいじめにより自死

 

それを自分のせいと捉えた主人公は、

3ヶ月で務めていた会社を辞める。

その後の就職活動はうまくいかず、

社会にトラウマを抱える27歳フリーター、

 

コンビニバイトだが、

友人と飲みに行く時はわざわざスーツに着替えて参加、

仕事帰りを装っている。


そんな彼の元に突然現れた、

「リライフ研究所」を名乗る男、


男は告げる。

「人生やり直しませんか」と、


怪しげな薬を飲むと、

意識はそのままに体が若返る。

この辺りは『名探偵コナン』か。


そうして周りには自分が大人だということは一切伏せて、

高校生に戻って1年間をやり直す。

その結果により就職先を斡旋される。

 

学生生活を送る中で、

動かなくなってしまった心を動かすのだ。

そういう社会復帰プログラム、


高校3年生の1年間、

社会人経験を生かして、

同級生たちを大人に導いていく主人公、

その中で主人公自身も大きく変わる。


友情を結んで、

友人の悩みに首を突っ込んで、

人の恋を成就させたり、

自らも恋に落ちたり、


ヒロインは設定そのまま『君に届け』の爽子だ。

不器用だけれども一途な努力家、

笑顔を作るのが下手で誤解されるけれども、

主人公に影響されて徐々にクラスに溶け込み親友ができる。

 

やがて、その彼女にも大きな秘密のあることが明かされる。

 

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揺れ動く感情、


「大人になること」

 

それってある意味では、

「心を殺してしまうこと」だから、

もう一度、心を動かせる環境に身を置くのだ。


「大人」を経験してみると、

どれだけ学生時代の一日一日が大事だったかと思う。

それを主人公の視点から描く。

 

「青春」って、

何ものにも変えられない「金の思い出」なのだろう。


一話ごとに変わるエンディングがまたいい。

その物語とマッチした90年台後半から2000年台前半にかけてのヒット曲、

私にとってはそのどれもが懐かしかった。

 

TMRやらブラビにブリグリ

PUFFYCHEMISTRY

世代で言えば奥田民生からYUIまで、

 

最後から2話目だろうか。

久保田利伸の『LA ・LA ・LA LOVESONG』に繋げる演出は見事だった。


ReLIFE


もしもそのようなチャンスがあるのならば、

私もやり直してみたいものだ。


仕事も居場所も収入も、

それなりのものは手に入れてきたが、

恋愛については後悔しかない。


チャンスを逃し続けて、

このような惨めな今に至る。


映画『恋は雨上がりのように』を見た時も感じたけれども、

不器用に真っ直ぐに想いを伝える。


失うものはないから、

守りに入ることもない。


ただ真っ直ぐに「好き」って伝える。

そういう高校生の後先考えない恋愛に憧れる。

私の経験してこなかったものだから、


去年は散々婚活に勤しんだ。

 

条件だの、先のことだのに足を引っ張られて、

好きでもない相手を好きになろうとする。

相手もおそらく同じなのだろう。

 

「気持ち」よりも「現実」が先に顔を出す。

 

そんな世界に身を預けていたものだから、

なんだか疲れてしまった。


「駆け引きなんてできない」

 

エンディングの一つ、

YUIの『CHE.R.RY』

その歌詞の中にもあるけれど、

「好き」

その気持ちに駆け引きなんて必要ないのだ。


そういう恋愛って、

もう経験することができないのかな。

 

「好き、ただ好き」

 

その先に結ばれる未来があるのならば、

それはどんなに幸せなことだろう。

 

人はいつまで経っても無い物ねだりなのだ。

それは仕方のないことなのかもしれない。


ReLIFE

 

「もしも」って、

人生に「淡い幻想」という彩りを与えてくれる、

そんな素敵な作品だった。

 

やり直せるならば、

私は大学1年の終わり頃からがいい。

初恋を迎えるその辺りからやり直したい。

 

それはどれだけ望んでも、

もはや叶わぬことなのだけれども、