ゲームが人に与える効果

f:id:tureture30:20200503100009j:image

 

近ごろ時間ができたものだから、

久々に連絡を取った友人に誘われてアプリのゲームを始めた。

 

それまでは気にもしなかったが、

意識すればやたらとCMをしているやつだ。

このシリーズの往年の名作は一通り経験している。

 

名前は伏せるけれど、

オートバトルだからテレワーク中も勝手に進めてくれるし、

コツコツとやればやるほどにキャラは強くなる。

 

なるほど、リアルは進まなくても、

ゲームの中では先に進んだ気になれるのか。

 

この点は確か、

精神科医香山リカさんが語っていたはず、

調べてもエビデンスはなかったのだが悪しからず、

 

「何も進まない」

 

それどころか、

いくら努力しても後退することもある。

リアルは努力の報われないことばかりだ。

 

掛けた時間が水の泡になることばかりだし、

「人間関係」という正解のないものと向き合い続けなければならない。

 

自らの意思で始めたわけでもないのに、

どうしようもないハンデを背負わされていることもあれば、

世間で言う攻略法と寸分違わない行動をしても、

クリア出来ない課題などザラにある。

 

「人生」ってまさに無理ゲーだ。

だから努力の報われるゲームに人はのめり込む。

 

人は居場所のないことには耐えられない。

だから居場所を求める。

 

ゲームの世界では自分は成功者、

他の人ができないことをやっている。

そうやって自尊感情を高める。

 

ゲーミフィケーション」って、

ビジネスやマーケティングにも応用されているけれど、

「積み重なる数字」には魔力がある。

 

人は数字の積み重なりに快感を覚えて、

その虜になる。

 

私もよくやっていることだけれども、

努力するためには達成可能な目先の数字を目指して、

それを達成したらすぐにまた少し先の目標を立てる。

それが効果的らしい。

 

例えば筋トレをする時に、

まずは10回を目標にやる。

そのあとは15回、そして20回と目標を上げる。

最後は「あと一回」の繰り返しだ。

そうやって限界まで追い込む。

 

その積み重ねで少しずつ限界を超え続ける。

それこと「数字の魔力」だ。

 

だからゲームにハマるって、

「数字の魔力」に魅了されるってことなのかな。

 

リアルでは満たされない欲求を、

数字の積み重ねとともに実感する。

 

人は報われる努力が好きなのだ。

自分の努力を信じるために、

そしてゲームの世界では英雄になれる。

 

その射幸心を煽るビジネスモデル、

それでプロ野球の球団を持てるくらいだから、

なんともうまくできているものだ。

 

「先に進んでいるかわからない」

 

そんな情勢だから、

確かなものが欲しくて、

「感染者数」や「株価」なるものに夢中になる。

 

鬱々とした不安を癒すために、

ゲームの中では前進していれば良い。

 

やるべきことはしっかりとこなした上で、

それに夢中になっていれば、

気がついた頃には状況は変わっているかもしれない。

 

生活を乱さない範囲内で、

ゲームに夢中になるのも悪くないのかもしれない。