久々の野球記事、
3か月近く遅れて、
いよいよプロ野球が開幕となる。
従来の143試合から23試合短縮しての120試合、
クライマックスシリーズは中止の見込みとなる。
無観客から始まり、
順調であれば徐々に観客を増やしていくという。
選手への影響は大きい。
体調の面はもちろんのこと記録の面でもそうだ。
筆頭に挙がるのは、
予定通りに開幕すれば十分に可能性はあったが、
7月29日までに残り116本、
順調に日程を消化してもリミットまで40試合に満たない。
達成は絶望的だ。
ヤクルトの村上宗隆にしても、
歴史に残るペースで量産する本塁打、
その記録に少なからず影響はあるだろう。
そしてヤクルトのレジェンド石川雅規、
40歳のシーズンを前にして171の勝ち星を積み上げている。
200勝の大記録に届くかどうか。
活躍するとメジャーへ行く傾向は根強い。
「NPBのみで200勝」
石川を除くと今後二度と出ない記録かもしれない。
今年減った23試合、
ざっと4試合の登板機会を失うことになる。
「石川ならばあと5年はできる」
そういう声は多い。
逆境からの粘りが持ち味の石川、
そのスタイルを同じようになんとか達成してほしい。
6連戦の続く過密日程、
降雨による延期もある。
情勢によりいつまた中断せざるを得ないかはわからない。
だいぶ後ろ倒しにしたけれども、
無事に日程を終えられる保証はない。
それでも野球を始めるのだ。
ファンに元気と勇気を届けるために、
私はガチなヤクルトファン、
バレンティンが抜けた上にさしたる補強はなく、
今年の下馬評は悪いものの、
楽しみな存在が群雄割拠している。
投手陣には、
ゴールデンルーキーの奥川恭伸をはじめとした、
即戦力と呼び声高い新人たち、
野手も昨年ブレイクした村上宗隆を筆頭に楽しみだ。
ムラはあるものの10本塁打を放ち、
ショートの守備力をつけてきている廣岡、
2軍の帝王で相変わらずオープン戦は絶好調だった塩見、
「きんにくん」の愛称で長打を見せつける中山、
2年目の濱田も力をつけてきている。
そして非凡な打撃センスを見せるルーキーの武岡、
高津新監督がどう指揮を執るのか。
現役時代はメジャーのみならず、
韓国、台湾リーグを経験、
独立リーグでは選手権監督を務めた。
2軍監督として3年間指揮を執り、
多くの選手を育てるムードメーカー、
1軍では初の監督も色々な野球を経験してきている。
下馬評が低く、
監督の交代した年のヤクルトは強い。
そんなジンクスがある。
加えてイレギュラーなシーズン、
こういう時のヤクルトは意外とやる。
私は上位に食い込むのではないかと期待している。
ともあれ、
本当に開幕できるのだ。
そのことが嬉しい。
私のここ最近の欠落感は、
「プロ野球」がなかったことも少なくないのかな。
いつもならば速報を見ながら一喜一憂する毎日、
(ここ最近は憂うばかりなのだけれども)
そんな日々がようやく始まるのだ。
チケットはおそらく争奪戦、
難しいかもしれないけれど、
今年もファンクラブには入会している。
今年は無理かもしれないと思っていたけれども、
順調に行けばもしかしたら見られるかもしれない。
最近は減ったけれども、
それでも毎年数試合は球場に足を運んでいる。
今年も1試合くらいは現地で参戦したいものだ。