「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

「損をしたくない」がモンスターを生む

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このようなご時世だから、

様々な批判はあれど政府は手厚く支援策を打ち出している。

 

もちろん十分な人、そうでない人、

それぞれだ。


代表的なものが給付金、

個人や企業に対して国が税金から援助をする。

忘れてはいけないのは「税金から」という事、

 

今後のバラマキを声高に公約としている人がいるけれど、

目の前に現金チラつかせて票を集めたところで、

その先にも責任を取ってくれなければ、

シワ寄せは納税者に返ってくる。


新しいことを始めれば、

どこかに必ず抜け穴は生まれる。


そういうものを利用して、

「不正」に得をしようとする輩、

そのせいで社会は性悪説で動かざるを得なくなる。


「誰にも迷惑をかけていない」


いや、社会を悪くしているんだよ。

悪用された実績が積み重なるから、

手続きは複雑になる。


極端な話だけれども、

社会が完全に性善説に舵を切るならば、

申請なんてせずにお年玉をあげるみたいに、

「はい、どうぞ」ってポチ袋に入れてあげればいい。

方法が現実的ではないのはわかっている。

あくまでも例えだ。


本当に困っている人が、

各々の良心に従って、

必要だから給付金を申請する。


本来はそういうものでしょ。


「損をしたくない」


実体のない幽霊企業や、

亡くなっている人の分や、

かんぽ生命が話題になったけれど、

全然関係ない収入減を理由にしたりだとか、


そういうのって、

ある意味では人の不幸に付け込んで、

それを食い物にする。


そういうことなんじゃないかな。


「10万円の給付金」


日本在住なものだから、

私のところにも申請書が届いた。


浮かれる気持ちはあるけれども、

その使い道はちゃんと考えないといけないのかな。


現時点での収入減は10万円に届かないけれど、

長い目で見ればおそらくそれ以上に収入は減る。

だから申請をする。


そう考えているけれど、

生活に困窮しているわけではない。


ある芸能人なんかは、

給付を受けてそれを寄付するという。


かたや「風俗に5回行ける」なんて、

そんなことを言う人もいる。

お金を払って敢えて他人と濃厚接触するのだから世話はない。


「貯金するのは良くないかな」って、

そう思ってはいるけれど、

こういう時に物欲がないと困るもので、

欲しいものは「愛」くらいしか思いつかない。


とりあえずは、

テレワーク設備充実のために、

先日買い換えたパソコンの費用となるのだろう。

 

家計簿をつけているから実感するけれど、

目に見えて支出が減った。

ということは経済が回らないということだ。


そうなると回りに回って収入に響く。

デフレスパイラル」というやつだ。


株価は依然好調、

投資家たちのマネーゲームが活況なのか。

不況を見越してインデックスへの積み立てが増えているのか。


いずれにしてもまともじゃない状況、

これから格差はますます広がるのかな。


「損をしたくない」


人は損をすることが苦手な生き物、


「もらえるはずなのにもらえなかった」

例えズルをしたとしてもね。

 

そういうものが許せないのだ。


だから権利ばかり主張して、

視野を狭めて人の気持ちを蔑ろにしたり、

全体のことを考えられなくなる。


長い目で見たら軽率な行動で、

返って損することも少なくないのにね。


話題になったころにはもう遅いんだよ。


マスクだって、

仮想通貨だって、

きっと得をしたのは先行した一部だけ、


自分の才覚を過信しないでさ。

地道にコツコツやればいいんじゃないのかな。


「損をしたくない」


その感情を飼いならした先に、

本当に価値のあるものが見えてくるのかな。