「こうじゃなきゃいけない」
そうやって、
枠からはみ出さないことに命を懸ける。
人の目ばかりを気にして、
人から嫌われないことばかり考えて、
価値判断の基準は自分の外側にある。
だから印象に残らない。
相手にされているようで、
誰からも相手にされていない。
「居場所」があるようで、
「居場所」はない。
「仲間」みたいな顔しているけれど、
「5人」が「4人」になろうが変わらない。
そういう付き合いばかりしてきたんじゃないの?
自分の頭で考える力が不足しているものだから、
いつも雰囲気に流されては後悔する。
都合よく使われて、
都合よく捨てられて、
気が付くといつも「便利な女」
馬上から一突き、
バタバタ倒れている足軽だ。
ゴミみたいに赤いザクに屠られる、
演出のためだけに存在するガンダムもどきだ。
誰も気にしない。
誰かの自尊心を満たすための道具、
「都合のいい女」
「それ以外に価値がない」なんて、
そうやって嘆く前にさ。
「傷つく勇気」が必要なんじゃないのかな?
そういう人に限ってさ。
口を開けば「不幸」や「不運」ばかり、
生まれた時からの話、
自分がいかに恵まれなかったか。
息を吸うように、
そういうことばかりを語り始める。
「不幸」や「不運」なんてさ。
みんな嫌というほど味わっているんだからさ。
自分の分だけで十分だ。
だから印象に残らないのだ。
いつまでも自分を卑下してさ。
脇役ばかり演じていないでさ。
「あなたの魅力」を知りたいんだよ。
あなたが何に感動して、
あなたが何に喜びを感じて、
あなたが何を心から楽しんでいるのか。
うるさいくらいにさ。
そういうことばかり周りに話してみればいい。
話し出したら止まらない。
まずはそう言う、
「ウザい女」になってみればいいんじゃないかな。
「自分の人生の主役」
その座を掴み取るにはさ。
まずは自己主張しないと始まらないのだ。
チューニングは後でいい。
都合よく食い物にされるくらいなら、
相手を食い物にするくらいでいい。
きっとあなたには、
人を食い物にすることなんてできないから、
だからそれくらいがちょうどいいのだ。
生きやすい環境を作るために、
「自分らしさ」を殺しているうちに、
「自分らしさ」の在りかが分からなくなる。
女性社会ってさ。
「居場所」を確保するために必死なんだろうけれども、
そのために命懸けていたらさ。
誰の人生を生きているのかわからなくなる。
「量産型」
周りからはそう見えたって、
「あなた」は「あなた」しかいないのだ。
だから「なんとなく」じゃなくて、
一度くらい敷かれたレールを疑って、
自分の頭で考えてみてさ。
「傷ついて」
「苦しんで」
「辛い思いをして」
だけれどもそれに押しつぶされないで、
思い切り「あなた」を楽しめばいい。
勇気を出して、
婚活市場に踏み出したくらいだから、
きっと自覚はあるんでしょ。
人を道具みたいに使い捨てするような、
クズな男のおもちゃになってやる必要なんてない。
おじさんはそう思うよ。