「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

「自分の気持ち」だなんて不確かなものを信じるからおかしくなる

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朝令暮改

そんなものは日常茶飯事だ。


朝やろうと思っていたことが、

結局できなかった。


ちょっとした態度で、

好きだった人を嫌いになる。


大声で笑っていたかと思えば、

次の瞬間にはイライラして、

気分は爽快だったはずなのに、

たった一つの連絡で打ちひしがれるのだ。


「心」ってやつはめんどくさいやつ、

それを司令塔にしてしまうから体がもたない。


大事なことは軸を持つこと、

「行動規範」ってやつだ。

こいつは「一度決めたらそれで終わり」とはいかない。


ライフステージや心の状態、体の状態、環境、

それらによってアップデートしなくてはならない。


「自分の心に正直に」


そりゃ結構、

大いに結構だ。


だけれども、

心に従ってばかりいたらさ。

余計に自分が何者かわからなくなるよ。


人は「経験を信仰する生き物」


積み重ねてきた経験の中で、

心の底から感動した出来事、

心が壊れそうなくらいに傷ついた出来事、


そういうものを糧にして、

「行動規範」を形作るんじゃないのかな。


心に従うばかりで、

そこから何も学ばない。


それはただのバカだ。


色々なことを試してみるのはいいけどさ。

それを命に刻んでいかないと、


同じような立場だった人が、

気が付けば遠くに行っていた。

 

そういことはよくあること、

 

糧にする人としない人、

そういうところで差が付くんじゃないかな。


私は「恋愛」については、

何も学んでこなかったのだ。

だからこうして30過ぎてから苦しんでいる。


昔から不誠実にばかり晒されてきたけれど、

「相手のせいにして終わり」

そうやって蓋をしてきたのだ。


だからどこかで苦労することになる。


大事なことのはずなのに、

向き合うにはとても大変なことだから、

「心に従って」ずっと後回しにしてさ。

ツケはどこかで払わなければならないのだ。


大した苦労もなく、

最良の伴侶を得る人もいるのだろう。

だけれども私の人生はそうはいかないのだ。


自然と与えられるものもあれば、

どれだけ頑張っても与えられないものもある。


だけれども、

どうしても手に入れたいのであれば、

自分を変えてでも手に入れるしかない。


心に従ってばかりいたらさ。

いつまで経っても変わらないよ。


心を律して初めてさ。

手に入るものもあるんじゃないかな。


それは「妥協」ではない。

「再構築」なのだ。


「苦しむばかりの人生」

それを美徳だと思って苦しみ続ける。


別にそれでもいいけどさ。

苦しみを引き受けることにさ。


いい加減、疲れてしまったよ。