「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

「憎しみ」に時効はない

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例え別の何かで満たされたとしても、

その対象と関わり続けなければならない限り、

「憎しみ」は消えてはくれないのだ。


それどころか、

手を打たなければどんどん悪化する。

 

私と私が人として軽蔑しているあいつ、

 

今までは態度に出さないように努めていたけれど、

視界に入るだけでため息が漏れるようになった。


これでは完全に私が悪者だ。


だけれどもイライラを抑えることができない。

「生理的に無理」なのだ。


「始めの不誠実」からは、

もう3年以上経っている。


そこから相手の無自覚な悪意に苛まれている。

「無自覚」だから質が悪い。

 

もちろん必要最低限はこなすけれど、

私の「関わりたくない」という態度を、

取り巻きに言いふらして、

集団で精神攻撃をかましてくる。


私が不快な態度を示すたびに、

加害者のくせして被害者面をする。


まるで、

「私は何も悪くない」

「過去にこだわり続けているあなたが悪い」

「まだそんなものを手放せないの?」

「私はもうとっくに手放しているのに」

「あとはあなたの問題だから私には関係ない」

そんなことを示されているようだ。


実際のところは、

そこまで深くは考えていないのだろう。


多少の罪悪感は感じながらも、

ただ「少し気まずい」という程度、

 

居心地が悪いから、

周りに相談することで紛らわしているだけ、

 

だけれども、

そういうことをしたら、

周りが私にどう接するかまで考えていないのだろう。

 

詰まるところ、

私が一方的に敵視しているだけなのだ。

なんともバカらしい。


加害者は時と共に忘れることができる。

望むものは手に入れて、

悠々自適に過ごしているのだから、


被害者の傷はいつまでも癒えない。

彼女の存在自体が私の「惨めさの象徴」なのだ。


日に日に募る思い。


「早く私の前から消えてはくれないだろうか」

それを口に出したら終わりだ。


社会人として、

いや、人としてダメになる一方だ。

そんなことを考えながら仕事をしている。

 

もう私が出ていくしかないのかな。


満たされれば解消するだろうと思っていたけれど、

どうやらそういう問題でもないようだ。


「憎しみ」は過去にばかり向かっていく。

「過去」は変えようのないことなのに、


どうしたらこの感情を手放すことができるのだろう。

関わり続ける限りは無理なのかもしれない。


「憎しみ」を手放したい。

自分のために、


いったいどうしたらいいのかわからないな。