ドラマ『#リモラブ』
その中で出てきた言葉、
人は誰でも心に穴が空いている。
空いたままでも平気な人もいれば、
家族や友人や恋人、
夢中になれる趣味でそれを埋めなければ、
生きていくことのできない人もいる。
その「空いた穴」に一度入ったら、
そこから出て行ってくれないものが、
好きなもの、
とのことだ。
私がよく書く「自尊心を満たす」という表現、
それと意味するものは同じだろうか。
今回のお相手、
私の「空いたの穴」にハマっている感じはしない。
疑問を持ちながら会い続けている。
それは相手にしたって同じこと、
あまりにも出会いがないものだから、
「この人を逃したら結婚できないかも」
そんな強迫観念で会い続けているのだと思われる。
彼女との予定を決めるときに、
しばらく間が空いたとしても、
自分の予定を変えてまで早く会おうとはしなかった。
去年の夏に現れて、
私の心を攫って行った「雨女さん」の時は、
会うまでが楽しみで仕方がなかった。
それはこの1年余りで、
私の心が枯れてしまったのか。
それとも今回のお相手に対して、
私の気持ちがそこまで強くはないのか。
おそらく後者だろう。
昨日も書いたけれど、
やはり私は彼女の「若さ」に惹かれているだけなのかな。
これでは男の「年収」に惹かれる女性と変わらない。
何とも不誠実なものだ。
どんどんハードルばかりが高くなる。
年を重ねることでチャンスは減る一方なのに、
私は何を目指しているのだろう。
ただ「結婚したい」のであれば、
相手を選ばなければできるのだろうか。
いや、私の性格上は無理な話だ。
私は結局、私のことが大好きだから、
自分が納得するような相手とじゃなければ、
関係を進めようとしないのだろう。
そして、気持ちを隠すことが下手だから、
気持ちが向いていなければ、
おそらくそれが相手にも伝わるのだ。
「とりあえず付き合ってみればいい」
散々言われて来たことだけれども、
私にはその能力がないのだ。
だけれども、
真っ直ぐな気持ちをぶつけた先に報われる。
そんな出会いはもうないのかもしれないな。
私は私のことを高く見積りすぎていて、
需要と供給が合っていないのかな。
みんな先に進んでしまっていて、
私の心が向いた女性たちと結ばれることは、
もはや叶わないのだ。
また何かしらの対策を打たねばならない。
私にとっての「恋愛」はまさに天敵だ。
そろそろ向き合うことをやめるのも、
いいのかもしれない。
おそらく私は、
「空いた穴」を埋めないままで生きていける人間ではない。
だけれども、
「空いた穴」を埋める手段は、
一つではないのだから、