当たり前だったことが、
当たり前ではなくなった1年だ。
だけれども「人間の本質」は変わらない。
研究結果として出ているみたいだけれども、
「孤独」というものは大きな健康リスクらしい。
言葉を交わす。
体が触れ合う。
命を躍動させていたものが、
鳴りを潜めてしまった。
その結果としてメンタルを崩す人や、
有名人が命を絶つような報道は増えた。
これは人類に対する試練なのかな。
「孤独」を飼いならすことができない個体は、
自然淘汰されてしまうのかな。
そうやって人類は「一人でも生きていける」という、
進化に向かっているのかもしれない。
ふと、そんなことを考える。
世界はどんどん合理化されていく。
人類は道徳と合理性を天秤にかけて、
それに対して、
どのように折り合いをつけていくのだろうか。
私にとっての2020年、
率直な感想としては、
バラエティに富んだ面白い1年だった。
アクティブに過ごした2月まで、
複数の女性とのデートに臨んだ。
3月からはこれまでにないほどの自粛に傾いた。
悶々としながら過ごした夏、
そんな中でも神宮球場に足を運べたことはいい思い出だ。
スワローズは今年も散々な結果だったけれども、
補強を見る様子では来年は期待できそうだ。
10月にはデートを重ねた女性がいた。
自身の不誠実さに葛藤しながらも、
少しずつ心を寄せていたところで、
向こうから手を離された。
結局、婚活は進展することもなく、
今年を終えることになりそうだけれども、
「諦め」なのだろうか。
あまり心にざわつきはない。
私のブログ、
最近は論文調のエッセーのようになっている。
意図したものではないが、
「私のこと」を書くことが少なくなった。
「私のこと」ばかりを書いていた2019年から、
「私のこと」を書かなくなった2020年、
興味が外に向いた1年だったのかもしれない。
「いつも楽しそうにしている」
そういえば、
今年の目標には「爽やか」でいることを掲げていたな。
ブログ内容は「爽やか」とは程遠いけれども、
表向きは少しは「爽やか」というよりは、
あまりコミュニティにコミットせず、
割り切った1年だったように思う。
来年はどのような年になるのか。
今のところ目標として思いつくことは、
「正義を振りかざして相手を威圧しない」
というものだろうか。
私は「正義」という名の快楽に溺れる傾向がある。
自分の中にその「浅ましさ」を感じた1年だった。
今年もあと2日、
関わったすべての人への感謝を抱きつつ、
残りの時間を噛み締めて過ごしたい。