相手との関係性にもよる。
そして正直なところ相手に対する本気度にもよる。
私は童貞だけれども、
この手の金銭感覚は人並みであるつもりだ。
自分で自分のハードルを上げたうえで、
表題の考察をしてみる。
昨年まで婚活をしていたものだから、
休止していた期間を除くと、
実質10ヶ月ほどで17人の女性たちと出会いを重ねた。
デート回数で言えば、
述べ30回弱に及ぶと思う。
知人から紹介された人もいたけれど、
多くはアプリでの出会いだ。
カジュアルな婚活、
気に入らなければすぐに切れる関係、
多くは途中で音信不通となり終わる。
冒頭に書いた通り、
多くの男性からすれば、
「相手による」というのが正直なところだろう。
先日はてなブックマークに掲載されていた記事、
これによると、
世代が若ければ若いほど、
デートは「割り勘」だと考える女性が増えるようだ。
生きてきた時代によるのか。
女性が経済的に自立する時代に向かっているという、
一つの証左と言えるのだろうか。
私が会った方は20代~30代、
基本スタンスとして、初回は全額出すつもりでいる。
相手から拒まれない限りは2回目以降も多めに出している。
さすがに「おごってもらうのが当たり前」
そういう人は一人もいなかった。
そして確かに若い人ほど、
「割り勘」を好む傾向があるとは感じた。
年の差があるからと、
毎回当たり前のように支払っていると、
「いつも出してもらっているから」と、
コーヒーをご馳走してくれたりもした。
別の方からは、
お手洗いの隙に会計を済ませると、
明らかに不機嫌に「払いますよ」と言われたこともある。
逆に、年上の方だったけれど、
「就活中だからこれでいいですか?」と、
向こうから少ない金額を出してきた人はいた。
その時はありがたく頂戴したけれど、
もともと全額出すつもりではいても、
そう言われると萎えてしまう。
「女性の価値観」は、
時代と共に変化しているのかな。
「スマートに支払いを済ませてくれる」よりも、
「自然と割り勘の流れになるような振る舞い」
そういうものが求められているのかもしれない。
「養ってもらう」のではなく、
家事も育児も仕事も分担して「共生」する。
「稼ぎの良い人」よりも、
「居心地の良い人」
単に「デートでの支払い」という、
男女関係に一端に過ぎないけれど、
そこに「理想像」が隠されているのかもしれない。
かと言って、
安易に男性の方から「割り勘でいい?」と提案すると、
相手を幻滅させてしまうという。
そこにもっていくまでの演出、
なんとも難しいものだ。
もちろん「居心地が良くて稼ぎもいい人」
そうであれば女性からすれば万々歳、
そう考えると、
相手に気を使わせることなく、
支払いを済ませるスキル、
そういうものが必要になるのかな。
結局は「おごる」に越したことはないのだ。
求められる要素が複雑になっただけ、
求められるものは増えていく。
女性が経済的に自立すればするほどに、
男に対するハードルは上がるのだ。