子供の頃はよく「明晰夢」を見ていた私だが、
歳をとってからは、あまり夢を覚えていることが少なくなった。
だけれども、ここ最近はなんだか私の夢に傾向があるのだ。
「街中で目的地にたどり着けない夢」
人が寝ている間に見る夢は、その人の無意識が色濃く表れているらしい。
こちらのサイトによると、
私の見ている夢に当てはまるものがあった。
街中で道に迷う夢
夢の中にあらわれた街中は、賑やかさ、華やかさの象徴。そんな街中で道に迷う夢は、今の生活に退屈していることのあらわれであり、刺激が欲しいという気持ちが潜んでいることを意味しています。
それは友人との楽しい会話だったり、新しい出会い、面白いイベントかもしれません。ぜひ積極的に外の世界に出ていき、自分の欲求を満たしましょう。興味を惹かれることにどんどん首を突っ込むのもおすすめします。
加えて、私の場合は「徒歩」だ。
サイトによると私の「取り組み方に誤りがある」らしい。
その時の対処だが、私はひたすら突き進んでいる。
それは「私に大きなエネルギーが内在している」
とのことだ。
私の場合は、何度も行ったことがある知っている場所に向かっているはずなのに、どういうルートを辿ってもそこに辿り着けない。
目的ははっきりしている。
だけれども何をしても辿り着けないのだ。
これを総合的に考えてみると、
私は「大きな欲求不満を抱えながら、それを向けるエネルギーのやり場に困っている」
そういうことだろうか。
思い当たる節は大いにある。
自粛となってからの私はどこか消化不良なのだ。
取り組んでいた婚活は、
紹介の話は舞い込むもご時世から先送りとなり、
気のないやりとりを続けるお相手とも、
まだ「会おう」とはならない。
そんな飼い殺し状態、
そうやって時ばかりが過ぎていく。
そして歳ばかりを重ねていく。
こうなる前にしっかりとした関係ができていれば、
対策をしつつも「会おう」となるのだろうけれど、
そうなる前に自粛となってしまった。
相手もどこまで本気なのかはわからない。
ただ異性をキープしておきたいからと、
お互い気のないやりとりを続けている状況だ。
私の生活は地味にコロナ禍による打撃を受けているのかもしれないな。
これまで以上に「何も進んでいない感覚」が強い。
ガムシャラに動いてさえいれば、結果としてうまくいかなくても、エネルギーを発散できるのだろう。
その「発散するための道」も奪われてしまった。
「私の夢」は分かりやすく私の状況を示している。
嫉妬や憎しみが渦巻いて、私の心を蝕んでいく。
少しばかりの運動では足りないようだ。
アニメや映画やゲームにもそろそろ物足りなさを感じている。
「先に進んでいない感覚」
私はそのことを許容することが苦手なようだ。
そこにテコを入れるべきなのか。
それとも「発散するための道」を探るべきなのか。
目的地を迷い始めたら、
夢の内容もまた変わってくるのかもしれない。
今の私は「満たされない」
だから「先に進みたい」
あたかもその「先」に希望があると信じているのだろう。
果たして希望はあるのだろうか。
