「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

ここ数年を振り返って「思い出す女性」

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何度も書いているけれど、

私は女性とのチャンスを逃し続けてここまで来た。


特にちょうど2,3年くらい前は「謎のモテ期」を迎えていた。

奇跡的にチャンスを逃し続けて今に至る。


「童貞の妄想は大概にしろ」という声が聞こえてくるけれど、

私の友人目線から見ても「何であれでうまくいかないの?」ってくらい、

客観的にみても奇跡的にチャンスを逃し続けているのだ。


だから「私はモテないわけではない」って、

ボロ雑巾のようにくたびれた「男としての自尊心」を何とか保つために、

こうやって今日も私以外誰も得をしない記事を書いている。


さて、

その「謎のモテ期」を振り返って「思い出す女性」


夜な夜な人恋しくて目が覚めると、

「なんであの時に・・・」という思いが駆け巡る。


そんな時に思い出す女性だ。


その女性はトレーニングジムで出会った、

「パーフェクトボディ」の持ち主、


身長は170センチくらいだっただろうか。

大会出場を目指しているというガチなトレーニーだった。


かと言ってゴツイわけではない。

女性らしい健康的な体をしていた。


なんとも「不誠実な話」だけれども、

私も男だから彼女をそういう目で見てしまうのだが、

「すらり」としながらも「出るところ」は出ている。

 

私が「女性にこんなことを言うのは失礼かもしれないですけど、すごい鍛えていますね」って声をかけると、

はにかみながら「背中の辺りがまだまだ」と返された。

 

それでも、私から見ればまさに「パーフェクトボディ」だった。


レーニングをしながら、

そんな女性と少しばかり懇意になった。


話しかけてきたのは向こうからだった。


私はしばらく別のジムでトレーニングをしていた後に、

新しくできたジムに所属を変えたのだけれども、

同じタイミングで彼女もジムを変えたのだ。


「前のジムでも一緒でしたよね」だなんてところから、

会うたびにトレーニングのことのみならず、

プライベートなことまで話すようになった。


交際相手はいなさそうだった。


どうやら出会いのない職業らしく、

「やっぱり体を鍛えている人がいい」だなんて、

時折リップサービスとも好意とも取れる言葉を浴びせてくる。


私の姿を見つけると「こんにちは」って、

笑顔で挨拶をしてくれる。


別れる時には「また会えるといいですね」だなんて、

そんな言葉と共にさわやかな笑顔を向けて去っていく。


そんな調子でたまに会っては、

しばらくトレーニングを続けていたけれど、

連絡先を交換できそうなタイミングで、

私は一歩踏み込むことができなかった。


「意識しだすとうまく話せなくなる」

そんな典型的な童貞パターンだった。


「今度会ったら連絡先を交換しよう」って、

ジムに向かうたびにそう思っていたのだけれども、

何度かタイミングを逃しているうちに、

彼女と会うことはなくなった。


そしていつもと同じように、

私の手元には「後悔」と「虚しさ」だけが残ったのだ。


紳士気取るために、

繰り返して書いておく。


なんとも「不誠実な話」だが、

夜な夜な人恋しさを感じるたびに、

私は「パーフェクトボディ」の持ち主である彼女のことを思い出す。


私が「夜な夜な思い出す女性」は、

「アイドルみたいな職場のクソ女」ではなく、

「アプリで出会った「こんなに話しやすい人がいるのか」と思った女性」でもなく、

「パーフェクトボディを持つ女性」なのだ。


「関係の深まり具合」や、

「持っていかれた気持ちの大きさ」で言えば、

この二人のほうが痛手は大きかったはずなのに、

夜な夜な思い出すのは彼女たちではないあたり、

私も「男」だということか。

 

私は女性の心を求めているのではなくて、

女性の身体を求めているのかな。

「夜の魔力」がそうさせていると言うことにしておこう。


彼女が私に対して気があったのかは定かではないけれど、

「逃したチャンス」ほど美化して記憶に留まるのだ。


「あの時ああしていれば・・・」


いつだって後悔は先には立たないのだ。

その時の私はそうすることしかできなかった。


人生ってものは、

いつまで経ってもそういうもの、


私はいつまで「後悔」し続けるのだろう。