何度も書いているけれど、
私は女性とのチャンスを逃し続けてここまで来た。
特にちょうど2,3年くらい前は「謎のモテ期」を迎えていた。
奇跡的にチャンスを逃し続けて今に至る。
「童貞の妄想は大概にしろ」という声が聞こえてくるけれど、
私の友人目線から見ても「何であれでうまくいかないの?」ってくらい、
客観的にみても奇跡的にチャンスを逃し続けているのだ。
だから「私はモテないわけではない」って、
ボロ雑巾のようにくたびれた「男としての自尊心」を何とか保つために、
こうやって今日も私以外誰も得をしない記事を書いている。
さて、
その「謎のモテ期」を振り返って「思い出す女性」
夜な夜な人恋しくて目が覚めると、
「なんであの時に・・・」という思いが駆け巡る。
そんな時に思い出す女性だ。
その女性はトレーニングジムで出会った、
「パーフェクトボディ」の持ち主、
身長は170センチくらいだっただろうか。
大会出場を目指しているというガチなトレーニーだった。
かと言ってゴツイわけではない。
女性らしい健康的な体をしていた。
なんとも「不誠実な話」だけれども、
私も男だから彼女をそういう目で見てしまうのだが、
「すらり」としながらも「出るところ」は出ている。
私が「女性にこんなことを言うのは失礼かもしれないですけど、すごい鍛えていますね」って声をかけると、
はにかみながら「背中の辺りがまだまだ」と返された。
それでも、私から見ればまさに「パーフェクトボディ」だった。
トレーニングをしながら、
そんな女性と少しばかり懇意になった。
話しかけてきたのは向こうからだった。
私はしばらく別のジムでトレーニングをしていた後に、
新しくできたジムに所属を変えたのだけれども、
同じタイミングで彼女もジムを変えたのだ。
「前のジムでも一緒でしたよね」だなんてところから、
会うたびにトレーニングのことのみならず、
プライベートなことまで話すようになった。
交際相手はいなさそうだった。
どうやら出会いのない職業らしく、
「やっぱり体を鍛えている人がいい」だなんて、
時折リップサービスとも好意とも取れる言葉を浴びせてくる。
私の姿を見つけると「こんにちは」って、
笑顔で挨拶をしてくれる。
別れる時には「また会えるといいですね」だなんて、
そんな言葉と共にさわやかな笑顔を向けて去っていく。
そんな調子でたまに会っては、
しばらくトレーニングを続けていたけれど、
連絡先を交換できそうなタイミングで、
私は一歩踏み込むことができなかった。
「意識しだすとうまく話せなくなる」
そんな典型的な童貞パターンだった。
「今度会ったら連絡先を交換しよう」って、
ジムに向かうたびにそう思っていたのだけれども、
何度かタイミングを逃しているうちに、
彼女と会うことはなくなった。
そしていつもと同じように、
私の手元には「後悔」と「虚しさ」だけが残ったのだ。
紳士気取るために、
繰り返して書いておく。
なんとも「不誠実な話」だが、
夜な夜な人恋しさを感じるたびに、
私は「パーフェクトボディ」の持ち主である彼女のことを思い出す。
私が「夜な夜な思い出す女性」は、
「アイドルみたいな職場のクソ女」ではなく、
「アプリで出会った「こんなに話しやすい人がいるのか」と思った女性」でもなく、
「パーフェクトボディを持つ女性」なのだ。
「関係の深まり具合」や、
「持っていかれた気持ちの大きさ」で言えば、
この二人のほうが痛手は大きかったはずなのに、
夜な夜な思い出すのは彼女たちではないあたり、
私も「男」だということか。
私は女性の心を求めているのではなくて、
女性の身体を求めているのかな。
「夜の魔力」がそうさせていると言うことにしておこう。
彼女が私に対して気があったのかは定かではないけれど、
「逃したチャンス」ほど美化して記憶に留まるのだ。
「あの時ああしていれば・・・」
いつだって後悔は先には立たないのだ。
その時の私はそうすることしかできなかった。
人生ってものは、
いつまで経ってもそういうもの、
私はいつまで「後悔」し続けるのだろう。