「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

「先のイメージ」が湧いてこない

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私は先のことをイメージして行動を起こすタイプの人間だ。

だからイメージの湧かない選択はあまりしない。

大きな決断であれば尚更だ。


怪しい新味のお菓子や食べ物には手を出すことは多いけれど、

基本的には保守的な生き方をしてきた。


そういう小さなところでの刺激だけで満足できてしまうような「小市民」

せいぜいそれくらいの人間なのだろう。


だけれども、今回の転職は「イメージが湧かないまま」に大きな選択をした。

そのことが私にとっては意外で、感情を消化できずにいるのだ。

 

今の職場では何事もなかったかのように働いている。

気が熟せば私の転職は知れ渡り、また環境は変わるのかもしれないけれど、

 

その分、困ったことに全く実感は湧いてこない。

本当に困ったことだ。


だけれどもよく考えてみると、そもそもライフスタイルの変わる「イメージ」って、そんなに湧いてくるものなのだろうか。


これまで転職は1度しかしていないが、出向の経験はあり3社4拠点で勤務をしてきた。

転居も何度か経験している。


そういう「転機」の前後では、これまで「イメージ」というものが湧いていたのか。

振り返ってみると「湧いてはいないかった」と、そういう結論に至る。


それでも「それなり」にやってきて今に至るのだ。

 

おそらく今回もなんとかなるのだろう。

少しばかり時を重ねてみれば、何事もなく過ごしているような気もする。


これまでの転機と大きく違うのは、「私の意志で転機を作り出した」ということ、


異動はもちろん1度目の転職や数回の転居は、私の意志というよりはやむにやまれぬ事情があった。

だけれども今回は完全に私の意志で決めたこと、


だからこそ誰のせいにもできないし、身の引き締まる思いは強い。

私は「私の成長」を懸けて、一歩踏み出すことを決めた。


私の人生にとっては大きな一歩、

大袈裟かもしれないけれども、人類が初めて月面に記した一歩に似たものかもしれない。


自立しているつもりでいても、私は色んな人に守られて生きてきた。

本当に人には恵まれていると感じる。

ありがたいことだ。


「先のイメージ」


何が起こるかはわからない。

そんなものは妄想に過ぎないのだ。


地道に足元を固めていく中で、見えてくるものがある。

「イメージ」ではなく着実な道のり、


この歩みの先には確かに「面白そうなこと」がたくさんあるなって、

そういうものが見えてくるのだろう。


まずはしっかりとできることをやればいい。

その先にきっと見えてくるものが私の人生なのだ。