一度聴いたら耳から離れない声、
そんな声の持ち主だ。
ガールズグループ「BiSH」に所属するボーカルの「アイナ・ジ・エンド」
前身の「BiS」はアイドルながら全裸のPVを撮るなど、破天荒な運営方針で話題になった。
「BiSH」にしてもデビュー当初は自らを「クソアイドル」と名乗り、
ファンたちはそのクソを掃除する「清掃員」と呼ばれていたらしい。
そこからメジャーデビューを機に「楽器を持たないパンクバンド」へと方向転換し、
ライブ中のダイブやファンをステージに上げて脱がすなどの過激行為を封印したそうだ。
楽曲には過激さを引き継ぎながらもだいぶソフトタッチに変わり、
現在は本格的なライブパフォーマンスでそれ以上に人気を集めている。
私が彼女たちを知ったのは、アプリで知り合った女性がきっかけだった。
もう2年ほど前だろうか。
その女性はライブに通い詰めるほどのファンらしく熱心に楽曲を勧めてくる。
それにほだされて曲を聴いてみたら「アイナ」の声に衝撃を受けた。
結局、その人とのご縁はなかったけれど、
この声を聴くたびにその時のことを思い出す。
淡く輝く切ない思い出だ。
さて「アイナ・ジ・エンド」
「やはり出てきたか」ということで最近はソロでの露出が増えてきた。
まさに「唯一無二」といっていいくらいのハスキーボイス、
一度聴いたら忘れないくらいのインパクトがある。
希少価値というのはそれだけで武器になる。
加えて、名前のインパクトに挑戦的なルックス、
ウケる要素は満載だ。
ドラマの主題歌を歌い、
ついには「THE FIRST TAKE」にまで登場した。
今後はさらに活躍の場を広げるだろう。
アイナのインパクトが強いけれど、
それだけでなく「BiSH」の楽曲は良いものが多い。
今日はいくつか紹介して終わりたい。
アイナ・ジ・エンド『オーケストラ』
BiSH『プロミスザスター』
BiSH『FOR HiM』